Chess.comのレッスンは、最もコストパフォーマンスの高いチェスの教育系コンテンツだと思います。しかし、その数が多く、整理されていないため、どこから学べばいいのか分からなくなっていしまう部分もあります。本記事ではタクティクス関連のレッスンを記事としてまとめてみました。
レッスンとは
恐らく世界一有名なチェスサイトであるChess.comの教育系コンテンツになります。
ビデオや問題などによりチェスの基本から高度な考え方まで学ぶことができます。また、有名プレイヤーの解説などもあります。
無料会員では週に１レッスンと限られていますが、有料プランを考えても最もコストパフォーマンスが高いコンテンツであると私は思っています。
タクティクスのパターンを学ぶレッスン
Every Chess Tactic Explained
基本的なタクティクスのパターンに関するWIM Fiona Steil-Antoniによる１０分程度のビデオ解説と５題の練習問題で構成されているレッスンです。全部で１３種類あり、「全部」ではない気がしますが、基本的なタクティクスについては網羅しています。
ビデオを見ずに５問の練習問題を解いてみて（ビデオ再生中に右下のチャレンジを開始ボタンを押せば問題に移ります）、全然分からないようであれば、ビデオ解説を見るという使い方もあると思います。
Winning the Game
タイトルはWinning the gameだが、内容はチェックメイトの仕方（まぁ、まさに勝ち方ですが）。クイーンやルークによるチェックメイトの解説もあり、初心者向け。
Essential Checkmate Patterns
簡単なメイト問題。稀にメイトを防ぐ問題も混ざっている。問題形式でメイトパターンを学ぶことができる。
Checkmate Patterns You Should Know
上記”Every Chess Tactics Explained”と対をなすレッスンです。GM Simon Williamsが基本的なメイトパターンをビデオで説明しており、同じく５問の練習問題が付いています。全部で１５種類のメイトパターンのレッスンがあります。
ビデオを見ずに５問の練習問題を解いてみて（ビデオ再生中に右下のチャレンジを開始ボタンを押せば問題に移ります）、全然分からないようであれば、ビデオ解説を見るという使い方もあると思います。
Winning with Tactics
タクティクスのモチーフの解説と練習問題。上記Winning the gameと対になる。初心者向け。
初心者・初級者向けのタクティクス系レッスン
Basic Checkmates and More
1手でメイトになるような簡単なメイト問題集。メイトパターンを学ぶコースではなく、ランダムに練習する感じです。
Introduction to Tactics
1手で相手の駒が取れるような簡単なタクティクスの問題集。タクティクスのモチーフを教えてくれるわけではない。上記Basic Checkmates and Moreと対をなす感じ。
初心者・初級者がタクティクスが生じる駒配置のパターンを身につけるにはよいレッスン。全112問
Exclusively Checkmates
1手か2手で決まる簡単なチェックメイトの問題が99問あります。
中級者向けのタクティクス
Step Up in Tactics
慣れている人には当たり前、初見の人には意外性のあるタクティクスらしい手を見つける問題集です。アイデアは易しくありませんが、２手や３手の問題がほとんどなので、難易度は高くない。タイトルの通り、より難しいタクティクスへのステップアップにちょうどいいレッスンです。全63問
Intermediate Tactics
実戦からの問題集。数手ぐらいのタクティクス問題で、ほどよい難易度だと思います。全部で76問。
Advanced Tactics
ビデオ付き。Advancedは難しい問題というより、概念上高度なという感じ。Overloadingやunderpromotionなど。難易度は高くない。
The Power of the Capture-Check
チェックだけでなく、相手の駒を取るなど、強制的な手を意識してタクティクス問題を解くというコンセプトのレッスンです。ビデオはなく、問題を解くのみ。
Shockers!
タイトルの通り、驚きのある意外性のあるタクティクスの問題集です。全３７問。難易度はそこまで高くないので、中級者向けかと思います。
上級者向けのレッスン
Master Tactics
比較的複雑なタクティクス問題集。全９問
En Prise Please!
タイトルのEn Priseというのは「駒が取られる状況になっている」という意味のフランス語です。サクリファイスに関するレッスンで、過去の有名な棋譜から取っています。有名な手の紹介という意味合いも強いレッスンです。
Finding Tricky Tactics
難易度の高い長手順のタクティクスの問題です。
Critical Challenges
コメント