チェスでは最終的には相手のキングをチェックメイトにしなければ勝つことができません。本記事ではこのチェックメイトについて説明します。
チェックとは
チェックメイトを理解するにはまずはチェックを理解する必要があります。
チェックとはある駒の移動可能場所に敵のキングが存在することです。
それぞれの駒の動きについては別記事で扱っています。
下図では、白のビショップの移動可能場所に黒のキングがいます。このような状態を「チェックを受けている」と呼んだりします。
チェックを受けた場合、ルール上そのまま放置することができません。チェックへの対処法として3つ知られています。
チェックへの対処法
味方の駒を間に挟む
ナイト以外のチェスの駒は他の駒を飛び越えられないので、間に味方の駒を挟むことでチェックを防げます。
黒はビショップを挟んでチェックを防ぎました。
チェックした駒を取る
チェックをしている相手の駒を取ることでもチェックを防ぐことができます。
クイーンでチェックしてきたビショップを取ってしまいました。
キングが逃げる
相手の駒の移動可能範囲からキングが逃げることでチェックから逃れます。
この場合、キングがよけられる場所は1か所だけでした。
チェックメイトとは
そろそろチェックメイトが何かということが想像ついてきた頃ではないでしょうか。
チェックメイトはチェックを受けている状態でそのチェックを防いだり逃げたりできない状況のことです。
つまり、チェックを受けている際に上記の三つの対処ができない状態です。
少し極端な例ですが、下図はチェックメイトです。
まとめ
本記事ではチェックメイトの定義について説明しました。
チェックを受けた際にどのような対処がありうるのかが分かれば、チェックメイトについて理解できると思います。
チェスは相手のキングをチェックメイトしなければ勝つことができませんので、しっかり理解しましょう。
別記事でチェックメイトのパターンについてもまとめています。参考にしてみてください。
また、その他のルールについて確認したい方は下記に記事をまとめています。
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