Chess.comの始め方・使い方

Chess.com(チェスドットコム)はオンラインでチェス対戦をしたり、タクティクスの問題を解くなどの勉強もできるサイトです。おそらく、この手のサイトでは最もメジャーなサイトで、国内のトーナメントプレイヤーも利用している人が多く、それ以外の日本人の登録も多いと思います。本記事では、Chess.comへの登録と基本的な使い方について紹介します。

以下ではPCサイトの画面で紹介していますが、iOS、アンドロイドのアプリも用意されており、ほぼ同等の機能があります。

Chess.comと双璧をなすサイトとしてlichessが知られていますが、そちらは別記事で紹介しています。

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まずは登録

Chess.comを利用するには会員登録をする必要があります。

サイトの表記(日本語サイトあり)

Chess.comのトップページから登録ができます。英語のページでしょ?と敷居が高く感じるかもしれませんが、下図のように日本語表記のページがあります。そちらにアクセスしてみてください。

Chess.comの日本語のトップページ

サイトへの登録

画面の「サインアップ」をクリックすると以下のような画面になります。

ユーザー名、Eメール、パスワード、スキルレベルを入力します。スキルレベルを入力するとどう反映されるのかはちょっとわかりません。初期設定のレーティングが変わるかもしれません。

Facebook、Google、Apple IDでも登録可能なようです。この辺りは最近のWebサービスでは普通のことですので、特に難しくはないと思います。

無料アカウントを作成後、送られてきたメールのリンクをクリックすることで登録完了です。

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基本的な使い方

Chess.comにはたくさんの機能がありますが、ここでは一般的によく使われていると思われるオンライン対戦とタクティクス問題について紹介します。

オンライン対戦

一口にオンライン対戦と言っても3種類あります。ライブチェスデイリーチェスコンピュータとの対戦です。

ライブチェス

ライブチェスというのが通常のオンライン対戦でイメージする内容かと思います。ネット上の相手とリアルタイムでチェスを指します。

上図のようにライブチェスを選びます。時間設定としては自分で設定することもできますが、多くの人がデフォルトの設定から選んでマッチングをしていると思うので、その中から選ぶのが無難です。以下のような選択肢があります。

私は3|2 または10分で指しています。3|2というのは最初の持ち時間が3分で、1手指すごとに2秒加算されるという意味です。一般にフィッシャーモードと言われる時間設定です。最近は将棋でも使われたりしますね。フィッシャーモードは対局が長くなっても時間が残るのがいいところですが、終了時間が読めないのが難点です。そのあたりの兼ね合いで時間設定を選ぶといいでしょう。

デイリーチェス

デイリーチェスとは、1手ごとに指すまでの時間制限が設けられており、その時間制限が1日以上ある対戦のことです。元々は郵便チェス(手紙で指し手をやり取りをして行うチェス)をイメージして考えられた機能です。

1手ごとに考える時間が多く取れますし、一日の中で手の空いた時間に指すことができる点がメリットです。一方で、当然ながら1試合に掛かる時間が長くなるのが難点です。

このため、デイリーチェスについては1試合1試合対局するのではなく、ある程度の数を1度にこなすことが一般的です。「トーナメント」に参加することで手軽に複数試合に参加可能です。

上図のトーナメントを選択し、Upcoming Daily Tournamentsから参加するトーナメントを選びます(下図)。Chess.comのオフィシャルが設定したトーナメントもありますし、ユーザーが作ったトーナメントもあります。

通常、トーナメントはリーグ戦になっており、勝ち抜けるとさらに次のリーグ戦へと参戦出来ます。また、定跡を指定した(例えばシシリアンの特定の局面から始まるなど)トーナメントもあります。

注意点は、無料ユーザーでは一度に参加できるトーナメントの数に制限があることです。

コンピュータと対戦

Chess.comではコンピュータと対戦することもできます。プレイ→コンピュータを選択すると対戦するAIを選択できます。

面白いのはボットと呼ばれる様々な棋風のAIと対戦できる点です。レーティングが異なることに加えて、それぞれに定跡からすぐ外れる、エンドゲームが好きなどの特徴があります。

レーティングの低い相手から順番に練習して勝てるようにすることで上達を目指したり、新たに定跡を試したいときのスパーリング相手として使うことができます。ただし、無料メンバーでは対戦できる相手が限られています。すべてのボットと対戦するには有料会員登録が必要です。

Chess.comのボット

タクティクス問題

タクティクス問題はチェックメイトや駒得ができる局面が提示され、答える形式です。オンライン対戦と同じくレーティングが設定されており、正解すると上がります。

問題は自分のレーティングに合わせてランダムに出題されますが、カスタム問題でタクティクスのモチーフを指定することもできます。やり始めて当初はあまり関係ないですが、各モチーフに対して自分の正解率が表示されており、苦手分野をチェックすることもできます。

ただし、無料会員では1日に解くことができる問題数が3問に制限されています。カスタム問題でも同じ制限数ですので、苦手分野のトレーニングをするには少し制限が厳しいかなと思います。

有料会員ではプランによって制限が25問または無制限になっています。

まとめ

本記事ではChess.comの登録方法と基本的な使い方を紹介しました。オンライン対戦とタクティクスの問題が、ほとんどの人にとっての使い方になるかと思います。Chess.comでは他にも様々な機能があるので、また紹介することもあるかもしれません。

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