誰もが知っているチェスドットコム(Chess.com)は、Lichessと並んだオンライン対局サイトというイメージですが、近年教育コンテンツに力を入れ始めている印象があります。これは、Lichessが完全無料なサイトであるため、有料会員になってもらうためにLichessからの優位点を教育コンテンツに求めているんだろうと思います。
本記事ではチェスコムの「レッスン」の紹介とチェスの基本を学ぶ方法について解説します。

Lichessじゃダメなの?
まず、断っておきたいのはLichessにもチェスの基本を学べるコンテンツがあります。メニューを見ると学ぶという項目があります。ただ、説明がなかったり、自動生成で作られている部分があるようで変な内容もあります。私はこれで学ぶ気にならなかったのですが、Lichess至上主義者の方はこちらを利用するのもありでしょう。
下記がLichessの教育コンテンツ
チェスの基本
https://lichess.org/learn#/
Practice
https://lichess.org/practice
チェスコムのレッスン
チェスコムのレッスンとはチェスコムが用意している教育コンテンツですが、アプリからなら、「学ぶ」タブを選べば下画像のように表示されます。

さらに、「ガイド」というのがチェスの基本を一つずつ学べる内容になっており、これからチェスを学ぼうという方にはおすすめです。

チェスコム レッスンの利点
無料で学べる
チェスコムは営利企業なので何もかも無料で利用することはできませんが、上記「ガイド」の入門項目と、1週間に1レッスンは無料で学べます。
ガイドの内容が充実
下にリストを作りましたが、「ガイド」にあるレッスンの内容が充実しています。ルールから始まって、序盤、戦術、戦略、エンドゲームまで一通り学ぶことができます。
入門
駒の動かし方
ゲームをプレイする
初級
オープニングの原則
ゲームに勝つ
駒をキャプチャーする
チェックメイトを見つける
基本オープニングの紹介
中級
駒を最大限生かす(注:原文まま)
エンドゲームを理解する
戦術(タクティクス)で勝つ
強制的な手
局面の見方
上級
重要なオープニング
最善手を選ぶ
駒を活用する
エンドゲーム上級編
キングを攻撃する
高度な戦術(タクティクス)
エンドゲームのパターン
日本語で学べる
チェスコムはアメリカ合衆国の企業で、基本的には英語のコンテンツです。レッスンに関しても例外ではありません。
しかし、上記で紹介したガイドに関しては文字による説明が日本語になっています(ただし動画解説は英語)。おそらく自動翻訳なのでしょうが、不自然な感じはしません。このような多様な内容が日本語で学べるというのはすごいことだと思います。

問題形式で学べる
レッスンには「チャレンジ」と呼ばれる問題が付随しています。問題を解きながらその項目について学べるようになっていて、とてもいいと思います。

様々なレッスン
上記では「ガイド」という項目にあるレッスンについて紹介しましたが、そのほかにも世界チャンピオンの棋譜紹介やオープニングの解説など、多岐にわたるレッスンが用意されています。動画が付随しているものもあれば、ひたすら問題形式で解いていくレッスンもあります。気に入ったレッスンを選んでさらに勉強していくといいでしょう。

まとめ
今回はチェスドットコムの教育コンテンツである「レッスン」の中でも特に「ガイド」のコンテンツについて紹介しました。日本語でチェスの基本から応用まで学べるようになっており、もしかして私のブログ必要ない!?と思わせる充実ぶりです。私も利用していますし、興味を持った方はぜひ利用してみてください。
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