東京チェス選手権 2022 参加記

NCSによる日本選手権予選である東京チェス選手権に夫婦で参加してきました。

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東京チェス選手権

日本チェス協会時代からこの時期に全日本選手権の予選が行われています。協会当時は全日本百傑戦と呼ばれていました。日本の組織直営の予選ということで毎年参加者も多くレベルが高いことが特徴です。できれば秋のジャパンオープンやこの東京チェス選手権で全日本の権利を取りたいと思っているプレイヤーも多いはずです。

ただし、今年の東京チェス選手権は55人の参加者のうち、21人が既に権利を持っており、かなり権利が取りやすい大会となっています。コロナの特殊要因なども影響しているかもしれませんが、「憧れの全国大会に出たい」という方には大きなチャンスになりそうです。

一方で、3連休中の開催ではありますが、2日間の大会となっており、30分+30秒で6ラウンドという、短い時間設定で長い持ち時間の全日本選手権の予選としては物足りない気がします。

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0R

前日、出身研究室の教授の最終講義だったE。色々あって南浦和の漫画喫茶で夜を明かす事に、、、しかもスマホを忘れてくるというおまけ付き。こんなんで大丈夫なんだろうか、、、

1R VS I, H (1312) 黒番

シシリアンの加速ドラゴンで、黒が簡単にd5と突くことができました。その後の白の対応も変で、白のキングが中央に残ったまま、かなり良いポジションになったと思おうのですが、、、中盤以降は白にミスもなく、イコールのビショップエンディングになってしまいました。しかし、最後の最後に相手にミスが出てラッキーな勝ち。レート以上に強い方だったと思います。

2R VS M, S (1176) 白番

8×8の常連のMさんと公式戦初対戦でした。スコッチから相手クイーンの位置がおかしいことを突いてピースアップし、そのまま駒交換を進めて勝ち

ここからピースアップになります

3R VS Alex (2313) 黒番

内容はともかく、体調の悪い中ここまで2連勝でホッとしていました。3RのAlex戦もいつも通りのトリッキーな序盤をそれなりに乗り切り、自分のペースかな、と思っていたところで衝撃のブランダーを炸裂させます。

当然ですが、dxe5でピースが落ちます。なぜかd5のポーン突きによるディスカバードアタックしか考慮しておらず、それにはQa6とすれば黒満足と思っていました。なお、この試合Youtubeで放映されました。乙。負け

4R VS K, N (1693) 白番

スコッチから黒が明らかに変な手を指したのですが、咎めきれませんでした。それでもなんどもチャンスがありましたが、結局イコールのポーンエンディングに。最後はお互いにクイーンを作り合ってドロー

白黒同時にクイーンができて、ドローになります。

5R VS A (1778) 黒番

2019年の全日本選手権以来の夫婦対決になってしまいました。私が黒番ということもあり、やる気がわきません。3手目に相手からドローオファーがきましたが、さすがにそれは蹴り、12手目でこちらからオファーしてアグリーでドロー

6R VS M, K (1696) 白番

4Rで強豪を倒しており、強そうな若手との対戦になりました。高校生とのこと。公式戦で初めてアレキンディフェンスとの対戦になりました。序盤をノータイムで指され、不安な気持ちにはされましたが、局面は白が押し込んでおり、優勢は維持できていたと思います。

本局は黒が反撃に出たタクティクスが成立しておらず、最後にルークダウンになる変化になり、勝ち

最後にナイトフォークが入り、駒得になります。

まとめ

と、いうわけで私の成績は3勝1敗2ドローの4ptで可もなく不可もない感じでした。優勝はIMの小島慎也さんでジャパンオープン、西東京選手権に続いての優勝です。コロナ禍の中でいいトレーニングができている人が良い結果を出しているという印象もあり、久々に全日本選手権での優勝も期待させられます。

私も次の大会は全日本選手権の予定で、最近続いていた大会ラッシュもひとまず終了です。全日本選手権までによい準備ができるように日々精進したいと思います。

では。

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