今年もチーム選手権の季節がやってきました。チェスオリンピアードの直後ということで、代表選手のコンディションがどうなのか気になるところです。私は8×8、AzumiさんはせとうちBチームから参加します。
全日本チーム選手権
名前の通りチーム戦の大会です。1チーム4人ずつ選手を出して戦いますが、選手登録は5人まで可能で、途中で休み番を入れることもできます。先日行われたチェスオリンピアードでも同じ形式で、オリンピアードを思い出して燃えた人もいたのでは!?
私は8×8 Blundersの2Bとしての参加です。
1R VS Setouchi Chess Club B
1RはUR2人と格下のせとうちBチーム。私のゲームは序盤早々Bxf7が入り、相手クイーンを取る展開になり勝ち。チームも全勝。チーム勝ち、個人勝ち。
2R VS Divine Chess Gurukul
2Rはインドの方が作ったチェスクラブ何でしょうか?インド人チームとの戦いです。特に序盤は問題なかったはずが、自分からクイーンを交換を迫ったら、交換直後にルークフォークが入るという恥ずかしいタクティクスをくらい負け。チーム、個人共に負け。
3R VS Keio B
私個人は昨年もチーム選手権で当たったM君と再び白番で対決です。
このラウンド、気が付くと4Bが負けており、3Bもドローのため、私が勝たないとチームは勝てない状況でした。そんな中現れたのが下図の異色ビショップエンディング、私の絶望が分かるでしょうか?
白は次にKa5としてbポーンを進められれば勝ちですが、「Bc3で止められればどうしようもないよなぁ」と思っていました。実際に相手に指されたのはBe5。よっしゃ奇跡の勝利!と思っていましたが、この局面、実は白勝です。腕に覚えのある人は勝ちのプランを考えてみてください。
個人、チームともに勝利
4R VS Capture
このラウンド、やはり4Bが気が付くと負けており、頼みの1Bも何やら怪しい局面。Exchangeを切って攻めていたもののあまり自信がなくなっていた下図の局面。パぺ手順が入って、個人戦であればこのままドローも考えたのですが、やはりチームのために勝たねばならない私は、f6とビショップの攻撃を止めて勝負にでます。すると直後に相手のブランダーが飛び出し、ルークが取れて勝ち。勝負してみるもんだ。 個人勝ち、チームドロー。
5R VS Nagoya Chess Club
4Rで格下相手にドローを喫した我々は、5Rも上とは当たれず、名古屋チェスクラブとの対戦となりました。私の対戦相手は以前ジャパンオープンか何かで対戦して、1ポーンアップながらエンドゲームで勝ち切れなかった記憶がある相手でした。今回はそんなことないように気を付けよう!と思っていたのですが、、、下図の局面、やはり白の1ポーンアップですが、1ポーンアップ分のcポーンはナイトでブロックされており、そのナイトを取ると異色ビショップになってドローっぽい。これは、また、勝てないのでは?と思いましたが、意地で勝ち切りました。個人、チームともに勝ち。
6R VS Setouchi Chess Club A
最終ラウンドはスタート順位8位のせとうちA、我々のスタート順位が6位だったので結局一度も格上のチームとは当たれませんでしたよ。
白番のGranprix Attackに対して黒は全く知らなかったようで、時間を使ってしまい、ずっと時間切迫のような感じになりました。特にポジションは悪くなかったのですが、エンドゲームに入るところで間違えてしまい、白楽勝のエンドゲームに。そのまま勝ち。
早い段階で勝つことができて周りを見てみると、3Bは既にドロー。1Bはバチバチの戦いを進めており形勢不明。4Bはパスポーンを作られており、かなり厳しそうに見えました。このままだと良くて1勝1敗2ドローで引分かなぁと思っていましたが、4Bが粘りを見せてドロー!1Bもドローに終わり、チーム勝利を決めました。私、今大会仕事した気がする。
個人、チームともに勝ち。
まとめ
チームの結果は4勝1敗1ドローの4.5ptでした。8×8のAdvantagesも同じ4.5ptだったのですが、タイブレークの差でBlundersが5位、Advantagesが6位でした。上位に当たってないのになぜ?という気もしますが、見事賞金ゲットです。
実のところ、今回は優勝戦線はあきらめ、初めから3-5位ぐらいを狙っていました。つまり狙い通りの結果です、策士Enjuここにあり。2チームとも入賞できればなおよかったのですが、まぁ、こんなもんでしょう。来年のチームをどうするのかは悩むところですが、大ボスが優勝したがるのでねぇ。
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