ジャパンオープンとオリンピアード

お久しぶりです。Aです。

ジャパンオープンが近づいてきましたね。
ジャパンオープンは、オリンピアード代表の選考に関わる重要な大会です。

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オリンピアードとは?

2年に一度行われるチェスの国別対抗チーム戦。

Open部門とWomen部門がありチームで戦う。

現在は、4-5人でチームが編成され、4人対4人で対戦が行われる。
(*5人チームは各試合1人抜け番になる)

日本では、特定の大会の順位やレーティングで日本代表を選出している。
詳しくは日本チェス連盟ホームページ参照。

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オリンピアードを目指すきっかけ

忘れもしない2012年夏。
私にとって初めてのFIDE大会(ジャパンリーグ)でのことでした。

当時、フランスのCappele la grandeで行われるチェス大会に、大学卒業旅行として参加を夢見ていたので、FIDEレーティングが欲しくて参加しました。

この大会は、オリンピアード直前に行われ、閉会式では日本代表メンバーが紹介されました。
私はこの大会で、大熱戦の末、女性代表の一人に勝ったのでした。

この時、オリンピアードがどんな大会か良く知らないまま、いつかはメンバーになれるのではないか、なりたいなと思ったのである。

オリンピアードの試合は中継される

さて、よくわからないけど、オリンピアードという大会は、すべての対局がセンサーボードで行われ、ライブ中継されるのです。エンジンの評価値も同時に表示され、日本チームが押しているのか、押されているのか、一目瞭然です。

ここは優勢と表示されていても勝つのは大変、とか、
ドローと出ているけど、ちょっとのミスで負けるから応援、とか、
Eに教えてもらってライブ中継を楽しんだことを良く覚えています。

初めてのオリンピアード

2014年トロムソオリンピアードで、私は初めて日本女子代表としてオリンピアードに参加しました。

中継は怖かった。

大会後、あの試合はこう指せば勝てたのではないか、と好き勝手な検討を言ってくる人はいた。

オープンの代表は、クラブプレイヤーより強いからそういうことは少ないだろう。

女子代表は、あーだこーだ言われることがある。

今の目標

ここまでの話は、もうかれこれ10年近く前のことである。

自分で言うのもなんだが、当時より強くなったし、
私以外の女性プレイヤーも成長してきた。

チェスは、男女関係なく公平に戦える競技である。
チェス界を知らない人には、男女のレベルの差があることに驚かれることも少なくない。

なので、いつかオープン大会の入賞争いに混ざれるようになりたい。

正直、私じゃなくても良い。
上位ボードに当たり前に女性がいる日本チェス界になったらいいなと常々思っている。

ジャパンオープンの見どころ

11月20-23日の4日間行われるジャパンオープンでは、
OpenとWomen各1名が来年のオリンピアード代表に内定する。

当然、オープンの代表争いも熱いが、
レーティングが僅差に密集する女性の代表争いも熱い。

7試合しかないため、タイブレーク運で決まる可能性が高いと思っているが、
ここぞという爆発力で、ポイント差を付けて代表権を獲得するプレイヤーをぜひ見たい。

その方が、オリンピアードで応援したくなるでしょ?

それが自分だったらなと思うが…。

いつも通り、試合に臨めればと思います!

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