西東京チェス選手権 2022 参加記

全日本選手権予選の季節がやってきました。秋に開催されるジャパンオープンも一応全日本の予選ではありますが、やはり、新年から始まる地区予選が全日本予選本番という感じですよね(まぁ、私はジャパンオープンで権利を取ったことがないというのも影響していますが)。

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西東京チェス選手権

西東京チェス選手権は立川チェスクラブが主催する地方予選です。大会の概要は以下の通りです。

  • 日時:2022年2月6日(日)
  • 会場:立川市 女性総合センター アイム
  • 形式:4ラウンド 30分+30秒/手
  • 申込期間:1月16日 (日) ~2月3日(木) 20:00、先着30名まで
  • 主催:立川チェスクラブ
  • 参加費:4,500円、U23 – 3,500円

レートベスト20にも入れなかったため、どうしても全日本の権利が取りたかった私は、既にジャパンオープンで全日本の権利を得て高みの見物のAを家に置いて、新年チェス祭に続いて一人で参加したのでした。

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0R

まず、大会に参加するためには無事に会場に辿り着かねばなりません。2020年に埼玉北部に引っ越した我々に取っては立川は郡山よりも時間的に遠い場所です(仙台よりは近い)。いったん新宿に出て、それから立川を目指します。

なんせ、トラブルで止まることも多い路線、もしものことがあれば大会に間に合いません。しかも、最寄りえきを7時41分に出る必要がありました。無事寝坊もせず、電車も止まらず、会場に着くことができました

1R VS L, S (1451) 黒番

初戦は長く日本の大会に出られている外国人の方です。私も何度か対戦経験があります。そして、白の初手は1. f4でバードオープニングでした。白はf4, e3, d4というポーン構造を作るプランを選んできました。

新年に続いての対バードということで、きちんと準備しているつもりでしたが、序盤早々に黒のプランが分からなくなり、苦しくなりました。おそらく白に決め手がありましたが、なんとかエンドゲーム逃げた局面から、相手のビショップをトラップしてポーンをアップになり、勝ち

2R VS Y, Y (1637) 白番

クリスマスチェスパーティーに続いての対戦になります。その際には黒番で序盤から不甲斐なく崩れてしまいました。今回は白番でスコッチになりました。早々にクイーン交換になるラインになり、というかそういう準備をしていたのですが、この後の方針を対して理解していないことを痛感しました。

私は序盤を勉強しているようで、適当なんですよね。もっと勉強の仕方を考える必要があると思っています。

試合の方はこの後やや白良しのエンドゲームになりましたが、相手の時間切迫にも助けられ、勝ち

3R VS Tuさん (2558) 黒番

3Rは現在国内最強プレイヤーの一角、Tuさんとの初対戦になりました。序盤は白がe4もc4も突いていないクローズドシシリアンまたはイングリッシュの形になりましたが、結局c4を突いてきてイングリッシュになったのかな?序盤は無難にこなしましたが、不正確な手を指してBf4で苦しくなったところで、ブランダーが出て何事もなくポーンが落ちました。正直ちょっと恥ずかしかったです。負け

突然実名になりましたが、私は昔から日本代表クラスと本人の許可要望?が取れた方については実名表記にしています。ご連絡があればイニシャルにします。

4R VS O, S (1977) 白番

東大将棋部からの刺客(!?)、O君との初対戦です。1. e4 d6でピルツかーと思ったのですが、2. Nc3 Nf6 3. f4 d5!?で訳のわからないポジションになりました。そして、悪戦苦闘しながらなんとか満足なポジションになりそうだなと思った瞬間、下図の手が飛んできました。

次にNc2のフォークとNd3+があります。また、cxb4と取っても、Nxb4で狙いが止まりません。どう考えてもNd3+を喰らうわけには行かないので、エクスチェンジダウンになりました。ただし、黒の展開も遅れているので、白にもチャンスがある局面です。この後いくつかタクティクスの応酬があり、結局エクスチェンジダウンのままエンドゲームに。どう考えても黒が良かったのですが、駒損ながらも相手に圧力をかけるポジションに持っていくことができました。結果、相手の時間が落ち、勝ち

まとめ

結果3ポイントで総合3位になりました。文句なく全日本の権利が取れました!やったね。権利は取れましたが、千葉選手権、東京選手権には参加予定(夫婦とも)です。参加される方はそこでまたお会いしましょう。では。

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