定跡が秘めた狙い(The Ideas Behind The Chess Openings)

 チェスの基本シリーズ第1弾として始めた序盤の原則に関しては、Reuben Fineの古典的名著であるThe Ideas Behind The Chess Openingsを参照して解説させてもらっています。この本の初版は1943年、改訂版も1989年と相当古い時代の本といってよく、最新の定跡形を学ぶ本ではありませんが、一般的な定跡の考え方を学ぶにはよい本ではないかと思います。

今回、紹介しておかなければならないと思ったのは翻訳本の存在です。

 ちょうど、私がチェスを始めたころ(2002年)くらいからかなと思いますが、水野優さんという方が著作権の切れたチェス本を翻訳する活動を続けています。私は、水野さんの本をほとんど購入しておらず、このThe Ideas Behind The Chess Openingsの翻訳である「定跡が秘めた狙い」も読んだことがありません。ですので、書評を書く立場にはないと思っています。

 ですが、当ブログでThe Ideas Behind The Chess Openingsを取り上げていることと、私自身水野さんのこれまでの活動には敬意を持っていますので、ここで紹介させていただきます。水野さんは現在17冊のチェス翻訳書を出版されているそうです(twitter参照)日本語でチェスを学びたいという方は検討されてはどうかと思います。

著:ルーベン・ファイン, 翻訳:水野 優
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