前代未聞の乱丁本

タイトルは「あのガキをぶったおせ」といったところでしょうか。
白番用のKing’s Indian Defence対策の本です。
この本の特徴はたくさんの選択肢を与えてくれるところです。大まかには3種類のアプローチを与えてくれます。


1つは
1. d4 Nf6 2. c4 g6 3. Nc3 Bg7 4. e4 d6 5. Nf3 0-0 6. h3
とするKrasenkow Variation


2つめは
Bayonet Attack

3つめは
classical Variation


という大判振る舞いです。
また、Bayonet Attackの中でも
9. b4 Nh5 10. Re1 f5 11. Ng5 Nf6
の後の12. Bf3と12. f3など、選択肢を用意してくれます。
形式としては変化毎にチャプター分けされており、ゲームをいくつか紹介しながら間の変化の説明を入れるという、オーソドックスなものです。チャプターの最後にconclusionとして、その変化に対する著者の見解を入れているところは、同じ出版社のChallenging the Nimzo-indianと同様ですね。
しかし、この本でもっとも衝撃的だったのは、177ページから184ページが2度続いているところです。装丁自体は別に不自然ではないのですが、まさか出版段階で乱丁じゃないですよね、、、

コメント

  1. natsuo より:

    私もこの本を持っていますが、書かれているような乱丁はありませんでした。でも落丁でなくてまだよかったですね。

  2. enju より:

    そりゃそうですよね。

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