【チェス】NCS Sunday Cup 2021 GP6【オンライン大会】

2021年の NCS Sucday Cup も6回目の今回で最後になります。 前回、前々回と強豪相手にポイントを取り、手ごたえを感じて臨むこの第6回はどのような戦いになるでしょうか。

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NCS Sunday Cup グランプリ予選とは?

NCS Sunday Cup 2021 グランプリファイナルに参加するための予選になります。グランプリ予選が6回用意されており、順位に応じてグランプリポイントが付与されます。6回終了時点でのグランプリポイントの上位6名が グランプリファイナルに参加できます。

また、この予選に参加するためにも資格が必要で、

(1) NCS Rapid Online Championship 2020 決勝進出の 6名
(2) 2021年4⽉1⽇発表のNCSレーティング上位順で参加希望の8名(辞退の場合8名まで繰り下がる)
(3) オープン予選を勝ち上がった 6名

が参加できます。私は(3)のオープン予選での勝ち上がり組です。その時の様子は下の記事で公開しています。ほとんどの参加者は私よりも格上で、かなり厳しい戦いが予想されます。

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1R VS FM masahirobaba (2490) 黒番

前回、記念すべき生涯初白星を挙げた相手との再戦です。ここまでずっと私の白番でしたが、今回は黒番。シシリアンのロッソリーモバリエーションになりました。

特に問題のないポジションだったようですが、下図のようにダブルビショップを持っているものの、センターのポーンをどう突けばいいか分からない局面に持ち込まれました。

この後b5と端ポーンを突いた手がおかしく、そこからどんどん悪くなり、負け

2R VS Nobunaga_Oda (2416) 白番

2Rは来週のジャパンオープンに参加予定のT氏。このオンライン大会でも2試合目、OTBでも何度か対戦している強豪です。

スコッチから序盤早々にクイーン交換になるラインになりました。

最後までお互いにきちんと指しきってドロー

3R VS yuutin (2223) 白番

前回序盤で間違えてふがいないゲームを指したゆーちん相手に同じく白番です。今回は大丈夫のはず、、、と思ったのですが、、、、、

序盤ノータイムで指してくる相手に対して(たぶんめっちゃ準備してる)こちらもある程度早指しで応じましたが、先に分からなくなります。確かこんな感じだろ、と指した手がフツーにブランダーでピースが落ちます、、、、下図で次にふつーにdxc3でピースダウンです。ひどい。

ところが、今回はこの後相手にルークが落ちるブランダーがあり、エクスチェンジアップになって勝ち。うーん、ダメダメだ。

4R VS Edo_Tokyo_ChessMood (2188) 黒番

4Rは同じChessMood対決のEdoさん。以前当たった際にはドローでしたが、今回は黒番でどうか。

シシリアンのマイナーラインから序中盤を無難に乗り切り、ドロー模様のエンディング。少しチャンスがある局面かもしれないと思いながら、やはりドローかとあきらめたところで、ブランダーを指してしまいました。

Ka3??

素直にaxb4と取っておけばなんの問題もなかったのに、、、これは黒負けです。

ひどい、、、負け

5R VS t-a (2059)  黒番

最後のラウンドは同じく予選からの勝ち上がり組のAさん相手の黒番です。ベンコーギャンビットからうまく指し進めていたと思いましたが、1ポーンを取ったと思ったNxd5がブランダー。指した瞬間に、Nxd5からRd1でピースが落ちることが見えましたが、相手の時間切迫もあり気付かれませんでした。

その直後に逆に白のブランダーがあり、クイーンが落ちて勝ち。ベンコーをうまくさせたのは収穫でした。

まとめ

こんな感じで、NCS Sunday Cup 2021の最後の予選は2.5 pt /5ptで初めて負け越さずに終えることができました。まぁ、ゲームの内容には色々問題がありましたが。

NCS Sunday Cup 2021 総括

最後に私にとってのこのNCS Sunday Cup 2021の総括をしておこうと思います。大方の予想通り、グランプリファイナルに進むことはできませんでしたが、私個人としては比較的満足な成績だったかなと思っています。

予選から勝ち上がったメンバー以外のシードメンバーには全くポイントが取れないのではないかという不安もありましたが、特に後半は互角に近い戦いができました。青嶋君や馬場君といった日本のトップオブトップから勝利を収めたことは、内容はともかく手ごたえを感じています。ジャパンオープンに向けてよかったのではないかと思っています。

また、希望的観測としては来年にはコロナも収束し、もしかするとこのような(日本のトップを集めた)オンライン大会は来年以降開かれないかもしれない、ということを思うと、今回参加することができて、大変いい経験をすることができたと思います。

では、また来週OTBでお会いしましょう。

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