Anti-Sicilians

著:Rogozenko, Dorian
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 サマーオープンでシシリアンをボロボロにされた試合が2試合あったので危機感を感じて注文した本。『Anti』という接頭語がつくとその定石のメインではない変化、という意味合いが出る。この本では白がNf3、d4とするいわゆるオープンシシリアン以外を扱っている。


 シシリアンでは白がNf3と指したからといってオープンシシリアンとは限らないし、逆にNc3と指したからといってもクローズド(あるいはそれ以外のAnti-Sicilians)とは限らないことが黒にとって注意すべきことだ。特に後者が重要で、オープンシシリアンとしてどの定石を選んでいるかで対応が異なってくる。なので、この本は200ページほど分量があるが実際に活用されるのは半分ぐらいだろう。

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