大阪阿倍野チェスクラブが主催するトーナメントに夫婦で参加してきました。
なにわオープンチェストーナメント
大阪阿倍野チェスクラブが主催するチェストーナメントです。昨年の祇園オープン、今夏の熱海オープンに続いて3つ目の参加です。過去二つはやや旅行気分のトーナメントでしたが、今回は大阪阿倍野チェスクラブの本拠地(?)で開催される、まさに地方チェスクラブの大会という印象です。
二人にとっては今年最後のスタンダードの持ち時間の公式戦です。またいい戦績で終えたいです。
1R VS A, T(1288) 白番
実に2005年以来の対戦らしいAさんと。スコッチの黒からQh4と入ってくるライン。早々に黒のキャスリング権利放棄が確定し、特に問題なく勝ち。
2R VS P, F (1619) 黒番
ベンコーのb6と突き捨てくるライン。序盤少し手損をしてしまい、少し良くなったかなと思った直後にミスがあったようで、苦しくなりました。白にa6のポーンを取らせて、相手のキングへの反撃!と思ったのですが、Qf1と戻られてh3を守られて絶望。おそらくどうしようもなく負けていたと思いますが、相手からドローオファーが来たので、受けました。ドロー。
3R VS I, A (1691) 白番
フレンチのマイナー変化から黒の白マスの弱さを突いて、とてもよさそうなポジションを築けました。
その後クイーンVS2ルークになり、良いはずだと思いながら、勝ちのプランが見つけられず、最後はパーペチュアルでドロー
4R VS K, Y (1736) 黒番
東京チェスフェスティバルで敗れたKさんと。雪辱したかったのですが、、、
黒が指しやすいかな?と思っていた局面でb4とポーンブレイクを許し、軽くパニックになってしまいました。下図のようにe5のポーンを敢えて取らずにa2へのカウンターを作って問題なかったようです。
本譜はクイーン交換を避けてa2のポーンを取ればいいだろと指したQxa2。みなさんわかりますよね?
Ra1でクイーンが落ちます。負け
5R VS K, Y (1504) 白番
昨年の祇園オープン以来のKさんと。白番フレンチから駒交換とキャスリンぐをして黒問題なさそうですが、下図が狙いの局面でした。
単純にRd1で黒困ります。Rd8にはBf4があります。
このため、黒はRd1に対してBe7と引くよりなく、優勢を維持し、勝ち。
6R VS D, J (1206) 黒番
見た目日本の方にしか見えない外国人の方でした。シシリアンのアラピンバリエーションから、白の孤立ポーンを狙う展開。ポーンは取れそうだけど、取ると危なそうだからやめておこうという展開が続いた下図局面、教科書的なタクティクスでポーンが落ちます。
e2でのナイトフォークの狙いがあるため、d4のポーンが取れます。
この駒得を活かしてエンドゲームで勝ち。
動画解説
Azumiの棋譜
Enjuの棋譜
弱いマス
まとめ
熱海オープンに続いての遠征は3勝1敗2ドローの4ポイントでした。一応5位タイということで、悪くはないのですが、レートは落としそうです。明確に改善が必要だったのは2Rのベンコー、3Rを勝ちきれなかったこと。4Rの負けは、間違えたと思ったところから落ち着いて考えなければならなかったことが反省材料です。内容としてはうまく指していた時間が長かったので、それほど悲観してません。
次はクリスマスチェスパーティーに参加します。参加する人はよろしくです。
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