Opening impressionsはチェスの様々なオープニング(序盤定跡)について私の私見を含めて、簡単に網羅解説していこうというシリーズです。
Nimzo Indian Defece 4. Qc2 Classical variation
1. d4 Nf6 2. c4 e6 3. Nc3 Bb4 4. Qc2
Nimzo Indian Defeceに対して、Qc2とc3のナイトを守る変化はClassical variationとも呼ばれ、古くからNimzo Indian Defeceに対するメインラインであると考えられてきました。黒にはBxc3と白にダブルポーンを作らせる狙いがありますが、この変化ではQxc3ができます。
黒の狙いを封じに行くという作戦ですので、メインラインと言われているのも納得です。
しかし、Qc2とクイーンを動かしていることから、
1.白のピースの展開が遅れる
2.d4のポーンの守りが弱い
というデメリットがあります。
実際、Classical variationには黒からの激しい変化が多く、きちんと準備していないと危ないです。また、黒からのc5には基本的にdxc5と取らなくてはならないので、センターをしっかり取っていく変化にはならないです。
基本的に序盤の早い段階から頑張って勝ちにいくぞという内容です。
この変化を推している白のレパートリー本として、以下の2冊が挙げられます。
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