試合の持ち時間に関する考察 ーEのチェスコラム1ー

2021年2月から人気チェスブロガーを目指してリニューアルした当ブログも、随分とコンテンツが増え、チェスの基本に関する記事もだいぶ増えてきました。そろそろ私が自由に思ったことを書くような記事があってもよい気がしてきました。具体的にはチェスの基本というには難しいとか、あるいは逆にライト過ぎる内容かな、と思う話について「チェスコラム」としてシリーズにしようかと思います。

1回目の今回は「ライトな」内容として試合の持ち時間に関する話をしようかと思います。

スポンサーリンク

FIDE戦60分フィッシャーは短いか?

先日宣言したとおり、祇園オープンに参加します。祇園オープンはFIDE戦ではありますが、60分と1手ごとに30秒増えるフィッシャー方式の持ち時間で、通常のFIDE戦の90分フィッシャーに比べると時間が短いです。

「90分?正気か?俺は10分でも長くていらいらするぞ?」というネット民の方もいるでしょう。私個人としては60分フィッシャーは短く物足りなく感じます。正直一般的にネット対戦で使われる時間設定では局面を深く考えることは不可能であると思います。じゃあ、どんなふうに考えているのか?などと真面目な話は一切せず、今回は90分という持ち時間を私がどのように過ごしているか、どのような気持ちでいるかをライトに話してみます。

スポンサーリンク

60分-90分

まず意識される時間領域が1時間以上持ち時間が残っている状況です。

私的にはこの時間領域は

「ひゃっほー、時間いっぱいあるぞ。いくらでも考えられる、俺無敵」

とか考えています。いや、本当に。

30-60分

この時間領域が一番重要な気がします。90分から30分時間を消費すると中盤に突入しているはずです。これぐらいの時間ですと残り時間で数回程度深く局面を考えることができるだろうと思っています。それが今なのか、それともこの後に訪れるのか考えたりします。

20ー30分

この時間領域では、相手を次の領域(20分以下)に追い込み、自分は20分以上に踏みとどまりたいと考えています。そんなことを考えているので、ブランダーを指さないように気を付けねばなりません。

なぜそのように考えているかは次の項目で説明します。

5ー20分

20分を切るとそろそろ時間がないことを意識するようになります。なぜならチェスクロックの表示が変わり、秒単位での表示になることが多いからです。

つまり、それまで25分と表示されていたのに、18分14秒のような表記に代わります。この差は大きいです。相手だけをこの状況に追い込むというセコイことをいつも考えています。

5分以下

当然、「時間ない、時間ない、落ちる落ちる」と考えています。ここまでくると戦略的な判断はほとんどできません。なるようになれと思いながら指しています。

まとめ

チェスコラムの第1回の記事、いかがでしたでしょうか。他のOTBプレイヤーがどんな感じか知りませんが、私は残り持ち時間に関してこんな感じで考えています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました