モダンべノニ ―Opening impressions―

Opening impressionsはチェスの様々なオープニング(序盤定跡)について私の私見を含めて、簡単に網羅解説していこうというシリーズです。

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Modern Benoni

1.d4 Nf6 2.c4 c5 3.d5 e6 4.Nc3 exd5 5.cxd5 d6 6.e4 g6


 何を持ってモダンベノニかというのは思いのほか曖昧ですが、上記のような形が典型でしょう。白はキングサイドにポーンが多く、黒はクイーンサイドにポーンが多い。それゆえ、黒はb5からのポーンブレイクを目指し、白はe5からのポーンブレイクを目指すというのが大雑把な戦略です。
 黒のスペースが狭く、ピースの展開の仕方も限られているため黒が危うく見える定跡です(同じような形でポーンを捨てているBenkoの方が手堅く見えるぐらいです)。しかし、白も勝ちに行くためにはどこからかブレイクをしなければならず、その瞬間に隙というかポジションの不安定さが生まれることが多いです。そのため、乱戦を好むプレイヤーに指される印象があります。国内のトッププレイヤーでは佐野君、野口さんが指すことは良く知られています。

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Eの実戦動画

Aの実戦動画

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