さてさて、東北選手権の後半戦です!

R3 A-S position after 35…Qxe3
Sさんに対するプレパレーションは、白番でドローオファーをする練習だったので(オイ)0.5ポイント私がリードしてる状態で当たったため、ドローを受けてくれるはずがなく、始まる前に絶望。
だって、同ポイントでトップボードとかならドローオファー受けてくれるかもじゃん?(オイ)
中盤から、常に難しい局面だったので、どこを紹介するか迷いましたが、この局面。考えてみて下さい。
本譜:35…Rdf6 36.f3 Ng3+ 37.Kf2 Ne4+ 38.Ke1!?
ここで38.Kf1なら5秒迷って38…Ng3でドローオファーしたでしょう。蹴られるでしょうけど。こういうので、すぐメンタルやられます。冗談です。
白のキング危なそうだけど、ポーン足りないから適当な進め方すると徐々に悪くなるかなと思いました。まだイコールらしいですが、その後色々あって負け。(この色々を猛烈に反省すべし)
そして、雑に答え(?)を紹介しておきます。
35…Rxf2+
初手は試合中も見えたよ?でも脳内ではナイトが落ちたよ。ほんとは落ちないよ。むむむ。
36.Qxf2 or 36.Ke1
読みやすい方から見ていきましょう。
36.Qxf2 Nxf2 37.Kxf2 Rxd4
試合中は、N+RとQの交換だと思ってましたが実はd4のナイトもタダで取れます。
そんなことより、37.Ke1ってされたら、e4のナイトがピンなのが気になるよ!(泣)
検討なので良く確認してみましょう。
36.Ke1 Qa5+!
Q or P or Rを挟むしかありません。Rを挟む以外はタダで取れることになるので、Rを挟んでみましょう。
37.Rd2 Rxd2 38.Qxe4? R2xd4+
ということで、Rを挟んでも、ディスカバーチェックが強いため、黒が駒得します。
試合中は、ナイトが落ちるよ(泣)時間が落ちるよ(泣)ってなってました。
さて、もう自力では上位2人には入らないので、他力本願。とか言いつつ地元の少年が…強い!

R4 A-N position after 61…Bxb2
パスポーンが止まらず、エクスチェンジを切って負けない方法を考える。どうしてこうなった…。
本譜: 62.Bxb2 Rd1 63.Bd4 Kf7? 64.a5 Ra1?? 65.Bxa1 1-0
さて、本譜はあっけなく終わってしまったのですが、黒が正しい手を指した時、白は勝てるのでしょうか?
例: 64…Rd2 65.a6 Ra2 66.a7
黒は、このa7のポーンを取ることが出来ません。RとKを使って無理矢理取ると、その間に白はキングサイドで勝てる形を作れます。
色々並べて見たのですが、dポーンが既にパスポーンになっているため、
白はKとBで2つのパスポーンの昇格を目指すと、簡単ではありませんが、白は勝つことが出来るようです。
ちなみに、63…Rd2だと、白のポーンはa7まで行くことが出来ず、イコールらしいです。黒にもっと粘られたら…。勉強になる局面でした。
少年の今後の更なる成長に期待です!
こうして、東北選手権は1位3.0/4, 同率2位2.5/4に何人も…。
当日の発表では、タイブレークで全日本選手権の権利を逃したことになっていましたが、他の大会の繰り下がりで上位者が権利を獲得していたようで、私にも権利が降りてきました。
全日本選手権参加します。よろしくお願いします。
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