サマーオープン 2011 二日目

さて、二日目です。
4R
隣の1番ボードで事件が起こります。ナイドルフのSozinで吉祥寺の店番がリスト一位のS君を破ります。
こうなると、このラウンドは意地でも勝ちたいところですが、白番でHさん相手に大苦戦。King’s IndianのNbd7とするライン。最初はよい感じに指せていると思っていましたが、b5を突かれて以降劣勢。ピースが一段目に3つ並ぶなど悲惨なポジションにまでなりましたが、相手の時間落ちに助けられ、勝ち。
5R
T君と黒番。Moscowで白マスビショップを替えてから、c4としてbindを築く変化。相変わらず、定跡が分からず、じっと耐えてほぼ互角のエンドゲームに。しかし、ここからが下手すぎて1ポーンダウンに。ところが、相手のチェックに乗じて前に出たキングとパスポーンとルークで相手のキングを追い詰め、いつの間にか逆転。自分でもびっくりの逆転勝ちでした。S君はこのラウンドでも敗れ、優勝争いは僕と店番に絞られました。
6R
僕は白番でKさんと、一方店番はHさん相手に黒番。試合は久々にQueen’s gambit acceptedになりました。1. d4 d5 2. c4 dxc4 3. e3 Be6と見慣れない変化で戸惑いましたが、相手ナイトをh5追いやった状態でe5にポーンを残したよいポジションになりました。しかもd6がアウトポストになっています。しかし、おそらくNd6が早かったのだと思いますが、Bxd6, exd6の後、パスポーンを取られてしまい、結局イコールのクイーンエンディングへと突入。そのころ、隣のボードではHさんがあっさりと店番君を倒していました。これで、引き分けでも優勝です。もしドローオファーをされていれば受けていたかもしれません。局面はクイーンサイドに白がパスポーンを作り、黒のチェックが止まれば白勝ち。おそらく、パーペチュアルでしたが、黒が一手間違えて、チェックが止まってしまいました。勝ち。
というわけで、2006年の東京オープン以来のオープントーナメント優勝です。前回もそうでしたが、参加メンバーや試合内容を考えると物足りない部分もありますが、優勝というのはいいものです。
次回はジャパンリーグに参加予定です。

コメント

  1. 小柳 より:

    優勝おめでとうございます
    もう少し上の人もでると思ってました
    九州大学チェスは参加者が少し増えたそうです(私が行った時は役員のみ)

  2. kawanaka より:

    優勝おめでとうございます。
    5Rはパスポーン1つをさっさとプロモーションさせるのではなく、連結させたまま前進させていたことに驚きました。そうやって勝ちを確実にするんですね。

  3. enju より:

    小柳さん、kawanakaさんありがとうございます。
    5Rは深く考えていた訳ではありませんが、もう一つのポーンをキングで取られるとやっかいかもしれないと思いました。

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