久々にOTBでの大きな大会となるジャパンオープンです。70名の定員があっという間に埋まる人気ぶりでした。
大会の経過・結果はChessresultsで確認できます。
前日
昨年埼玉北部に引っ越したチェス夫婦、大会の日程は前日からホテルを取って万全の態勢で臨むようになりました(いや、まだ東京選手権の一度だけ)。今回は会場であるきゅりあん(JR大井町真ん前)に徒歩圏内で通えるホテルを取りました(場所は内緒)。
チェス夫婦の二人言
大会前日、それぞれの思いを語っています。
初日
1R vs O,Y(UR) 白番
オンライントーナメントで散々あたった相手にここでも当たるとは、、、
定跡も同じように進み、今までで最も成功した序盤でしたが、ピース取りを放置してクイーンを突っ込んだ手がまさかのブランダー。それでもワンポーンダウンでなんとかなるかと思いましたが、思ったよりも厳しいポジションでした。負け
2R VS G, T (2036) 黒番
シシリアンのロッソリーモ。メインラインに進み、オープニングは無難にこなしましたが、パッシブな局面での判断ミスがあり、負け。
しんどい
チェス夫婦の二人言
二日目
3R vs I, S(1290) 白番
シシリアンの序盤でしたが早々にナイトフォークが止まらない形になり、そのまま勝ち。ようやく初勝利。
4R vs S, T (1602) 黒番
ここまで4Rすべて初対戦の当たりです。
1.d4 Nf6 2. Nf3 g6 3.b4!?
となり、いや全く分からないんだけど。
悲惨なほどスペースを押し込まれて、これは3敗目かと思ったところから巻き返し、かなり押し込みましたが勝ちきれず、ドロー。
しんどい
三日目
5R vs K, A (UR) 白番
若い女子プレイヤー相手に有形無形の圧力を感じながら臨んだ5R。シシリアンのグランプリセットアップからフレンチのようなポーン構造になり、慎重に相手にに反撃させないように指し、最後はタクティクスで駒得して勝ち。UR 相手とはいえ、理想的な勝ちかたでした。
6R K, Y(1709) 黒番
初手d4からベノニ構造を受けてくれないパッシブな変化。うまく駒交換を進め、相手のバッドビショップとクイーンだけが残った形から、頑張ってブレイクして勝ち。
最終日
7R
会場につくと、対戦するはずだった相手が、体調不良のためお休みとのこと。これは仕方がない。お大事にしてください。
まとめ
結局のところ第1ラウンドの結果で全てが決まってしまったような大会でした。内容自体はそんなに悪くなかったんですけどね、、、
大会の優勝はIMの小島慎也さんでした。おめでとうございます。
NCSの解説で頑張っているFMの弘平先生やらばを先生が上位で活躍して、NCSとしても非常によい大会になったのではないでしょうか。新興勢力も出てきていますが、まだまだ競技者として強くなりたいという気持ちが強いので、頑張っていきたいと思います。では。
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