さて、二日目です。
4R vs 東大OB Aチーム
1,2ボードが頑張ればいい勝負になると思ったのですが、、、私の試合は白番でNimzo Indian。割と得意の形に進み、Bxg6と切るとパペが止まらない形。隣を眺めると3BでAがいい感じに進めています。1Bは形勢不明。2,3ボードで勝てば引き分け以上を確保できる、などと皮算用をしつつゲームを進めます。その直後にピースを切って3ポーンを取る変化を選択しましたが、これは良くてイコールぐらいじゃなんじゃないかと後悔。その後白の不正確な手の後に不利になり、そのまま負け。最終的にはこの試合全敗で、レート差以上の実力差を見せつけられました。
5R vs 東北大 Aチーム
入賞の夢を見るためには是非とも勝たねばならないラウンド。私はこのラウンドも白番で、QGD exchange variationに進みます。QGDにありがちな、ずっと白がよいけれど決め手はどうやって見つければよいのかなというゲームが進みます。1Bを見るとセンターに孤立ポーンがあり、ルークとビショップしかない局面でこれは勝つのは難しそうだなという感想。4Bボードではナイトがフォークにされており、ピースダウンが確定している局面。これは厳しい。これは自分のゲームが重要だなと気を引き締めて、再び1Bを見ると、「あれ?白のピースがない」。いつのまにかピースアップになっていた1Bはこのあとすぐに勝ちが決まりました。その後、私のゲームも相手のピースただ落ちがあり、思いの外あっさりと勝ち。これで3Bが負けなければ勝ちだな、と結果を書きにいくと4Bに1/2-1/2の文字が、、、おお、あれ負けなかったんだ。この後3Bも勝ちが決まり、チームとして快勝(Higa氏の今大会初勝利もあり)で最終ラウンドに臨みます。「麻布OB以外、麻布OB以外」と祈りながら、、、
6R vs 松戸 Aチーム
組み合わせを見て、きた−と思ったのは言うまでもない。実力を公平に考えれば、若干分が悪い当たりですが、チームとして十分勝つ可能性がある相手です。1Bは東大将棋部OB対決で、何となくドローになりそうだなと思っていたら実際にドローに落ち着きました。3BのAは得意のQGD exchange variationに進み、これは期待が出来そう。私の方は黒番で白のダブルフィアンケットを受ける形。途中黒のクイーンがa1ルークがc1と進入する形があり、これは勝てるんじゃないかと思いましたが、クイーン交換をされた後にポーンが受からない形になり、1ポーンダウンのルーク+ナイトVSルーク+ビショップのエンディングに。これは駄目だと思いましたが、白からあっさりとマイナーピースを交換してきたために一安心。あらゆるルークエンディングはドローであるの格言のとおり、ドローに落ち着きました。私のゲームが終わったすぐ後に4Bの負けが決まり、チームとしての勝ちがなくなりましたが、3BではAが1ポーンアップのルーク+ビショップエンディングを戦っていました。黒のビショップがアクティブな位置にあるため、ピースの交換を頑張るのがプランかな?と思っていましたが、Aの選択はKh3と上がってキングのサポートのもとにポーンを突くプラン。ふーむ、これも有力かなと見ていましたが、ポーンを突いた瞬間に突き超されて逆にポーンが落ちます。そのあとの対応もまずく、そこからあっさりと負け。この後、Aが荒れたのは言うまでもない。
そんなわけで、久々に出場したクラブ選手権(旧チーム選手権)はチームとして3.5 ptに終わりました。
私個人の戦績は以下の通りです。
1R vs G, Y (1419) B 勝ち
2R vs G, N (1545) B 勝ち
3R vs K, T (1921) B ドロー
4R vs I, T (1970) W 負け
5R vs M, H (1840) W 勝ち
6R vs T, M (1909) B ドロー
相手のレートが一番高かった4Rで負けただけで、悪くない戦績だと思います。レートは微増。来年のチームがどうなるか分かりませんが、私がレートを2000以上に戻し、Aが1800ぐらいの実力をつければもっといい勝負が出来ると思います。
次回の大会参加は私がジャパンオープン、Aが東京オープンです。
それでは。
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