北千住サマートーナメントⅡ 2008

さて、二日目は3R。トッププレイヤーとの対決になりました。
3R VS 南條遼介(2162) 白番 ダッチ クラシカル
前日に松戸掲示板に対戦表が明示されていたのでしっかり対策をしてのぞんだ第3R。南條君の全日本でのGさんとの対戦を参考にして準備したところ見事にその通りになりました。そのせいかなんなのか有利になりました。苦しいポジションでの相手の単純な見落としから1ポーン得になったが、逆に取り返されて五分に。ただ、本当はその辺りでピースを取れる変化があったが見落として心理的には白追い込まれた状況に。それでも冷静にポジションを見返すと白が負けるようなポジションではなく慌てずに指してドロー。最終局面もどちらかというと黒の方が危険な変化があったみたいですが、まあしょうがない。
4R VS I,Y (2136) a6 slav 白番
最近めきめきと力をつけ北京代表にも選ばれたI氏との対戦。ここのところ白番の定跡を勉強しているとはいえメインの定跡中心で比較的マイナーな変化は見落としがちになります。a6スラブもその一つ。1 d4 d5 2 c4 c6 3 Nf3 Nf6 4 Nc3 a6 5 c5 Nbd7 6 Bf4 Nh5 と既にここでどうすればいいのか分からないという状況に。そんなわけでここで白に奇手Qd2!?が出る。ビショップを取られてもいいので黒からのe5を防いでやろうという作戦。調べてみるとfritz9のbookにはないもののデータベースではKrasenkowが指していたりしてあり得ない変化ではないようだ。この手が黒の7 … Nxf4 8 Qxf4 g6?と悪手を誘い、9 e4!から一気に優勢になる。ピースがセンターに集中しいかにも潰せそうなポジションだが、決めてはないという状況が続く。こういった場合自力の差が出るわけで最終的には結局勝てずにドローオファー。なんだか弱気だ。
5R VS 佐野富(2083) 黒番 ruy lopez
e4に対する僕の隠し球的定跡のe5がようやく日の目を見た。前に一度使った時にはスコッチになり負けてしまったが今回はルイロペスのメインライン。これが指したくてe5を勉強したんですよ僕は。ルイロペスのメインに対しては比較的マイナーなあるラインを指しているんですが、やはり佐野君も十分な対策が出来ていなかったらしく、ずいぶんと早い段階でパペでのドローオファー
と、言うわけで二日目も負けなしで乗り切り3.5/5でAクラス優勝兼オープン5位。上出来でしょう。上手相手に優勢でのドローが多いのが気になりますが、自分のレートが上がっていけば自然と勝負にいけるようになる気がします。今回のトーナメントでレートも1950ぐらいまで上がる予定で夢の2000台がもう目の前。俄然やる気が出てきました。

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