UniveでのKramnikは結局さらに2勝し負けなしのプラス3で優勝した。2位には2勝1敗3分でGiriが入った。この勝利でKramnikの次回更新されるレーティングは2799.6で、四捨五入されて2800になる。2003年以来の2800台で、一時期の不調から完全復活したと言っていいだろう。このところのKramnikのパフォーマンスはやや波があるものの全体としては非常によい。本人は先日のWorld Cupでの敗退がかなりショックだったみたいですが、まだまだがんばれるでしょう。10月23日現在でのliveレーティングトップ10は以下の通り(Chess baseのサイトより転載)
No. name rating age (birth day)
1 Carlsen 2825.8 20 (30.11.1990)
2 Anand 2811.0 41 (11.12.1969)
3 Aronian 2805.9 29 (06.10.1982)
4 Kramnik 2799.6 36 (25.06.1975)
5 Radjabov 2781.0 24 (12.03.1987)
6 Ivanchuk 2775.0 42 (18.03.1969)
7 Topalov 2768.0 36 (15.03.1975)
8 Karjakin 2763.2 21 (12.01.1990)
9 Morozevich 2762.4 34 (18.07.1977)
10 Nakamura 2757.8 23 (09.12.1987)
若手から中堅、ベテランまで満遍なく分布していて面白い。Carlsenが強いとは言われていますが、Kasparov引退以降のチェス界はやはり混沌としているのだと思います。上の誰同士が当たっても結果は予想できない。実際のアナンドの対戦相手であるGelfandがTop10に入っていないことがやや寂しい気がします。また、Morozevichの復活もうれしいですね。
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