吉祥寺クロージングトーナメントが終了し、吉祥寺チェスクラブが幕を閉じました。最後のトーナメントは将棋の森内名人も参加され、盛大なものになったのではないでしょうか。個人的には小島ー森内戦が見られなかったのが残念です。結局私は一度も参加せず、閉店の戦犯かもしれません。
個人的には吉祥寺チェスクラブの発足、大学チェスサークルの増加、日本語チェス本の大量出版など良い流れが来ていると思っていただけに非常に残念です。一つだけ気になったのはHPで浜根さんが「日本のチェス界の現状では常設は必要なく、土日に試合ができるクラブ、サークルだけで充分だと思い至りました」と書いてらっしゃることです。これは僕も同感なのですが、実際には首都圏で(他の地域はもっと大変だとは思いますが、、、)試合がコンスタントに出来るサークルは松戸だけなんですよね。神奈川、埼玉、西東京あたりに一つずつくらいJCAの公式戦が出来るサークルが欲しいところです。
今までも横浜チェスサークル等がありましたが、松戸(あるいは柏)チェスサークルほど成功した例がありません。その理由はどこにあるのでしょうか?少し考えてみました。
①比較的交通の便がよいこと
松戸や北千住は常磐線の快速も止まりますし、行きやすいと思います(通勤快速に乗って北千住を通り過ぎるというトラップにかかった人もかつていましたが)。山手線から放射状に伸びているような路線の駅が最寄り駅の会場が理想だと思います。
②参加者のレベルがある程度保証されていること
やはり、ある程度のレベルの人と対戦出来るという保証がないと行く気にならない気がします。一時期、麻布生がレートを稼ぎに大挙して押し寄せるという時期もありました。
③活動内容あるいは活動メンバーがHPから分かること
掲示板のハンドルネームによる書き込みだけからしか、雰囲気の分からないサークルに行くのはかなり勇気がいることだと思います。HPから誰が運営しているのか、主に参加しているメンバーが誰なのか分からないサークルが多いです。イベント時の写真、例会報告なのが充実しているのが松戸の特徴です。
④大会などのイベントが定期的に開かれていること
松戸も例会の参加者はそれほど多くない時期がありました。大会に参加してくれる人は比較的多いですから、イベントを期に常連を増やしていくことも大事だと思います。
⑤運営力
最後にやはり田畑さん、加藤さんの運営力の高さが挙げられます。問題を個人に帰してしまうのは僕の好むところではないのですが、人材が必要なのも間違いありません。会場を定期的に取るというのも面倒なものです。
といろいろ書いてはみましたが、部外者の戯言に過ぎません。もし、つくばチェスサークルを運営しろ、と言われても僕も困ってします。社会人になった麻布の後輩達が作ってくれるとうれしいんですが、,,
コメント
先日は失礼しました。
enjuさんのブログをよく読んでみると、私の書いたような「自戦記」などはとっくに書かれていたのですね。ろくにブログを読まずに開いたところにあった記事に反応してしまいました。
吉祥寺は残念でした。日本ではチェスの「碁会所・将棋センター」方式は難しいと思います。・・・いや、海外でもそういうやり方のチェスセンターって案外ないのでは・・・?
今回、吉祥寺チェスクラブを作った浜根さんをはじめ、継続的にチェスクラブ・サークルを運営している主催者の方々に敬意を表します。
日本では、CHESS IS MY LIFE・・・という言葉はチェス・プレーヤーの為ではなく、主催者の皆さんの為にある言葉じゃないでしょうか!