チェスオリンピアード6R、7Rの相手はそれぞれスコットランド、アイルランドでした。
6Rでは小島君の相手のJonathan Rowsonが1ポーンアップのドローエンディングを無理に勝ちにきて、結果3ポーン(小島)VSルーク(ローソン)の戦いになりました。これはさすがに黒(小島)がいいだろうと観戦していましたが、難解といわれるクイーンVSルークのエンディング(このあとそうなった)できちんと勝ちきれるのか心配していました。が、見事に勝ちきって、今大会GM相手の2勝目。何より大きいのはJonathan Rowsonは元英国チャンピオンですからね。日本チャンピオンが英国チャンピオンに勝ったわけです。
この他馬場君もドローを取り、結果を見れば1.5-2.5の僅差の負けです。
7Rのアイルランド戦は上杉君があっさりIMを破り、もしや勝つのでは、と期待しましたが、その他のボードは全敗で1-3。ちなみに1番ボードの小島君の相手はバブーリン。Chess Todayの編集長ですね。
優勝争いはここにきて動いてきました
アロニアン擁するアルメニアが6Rでアゼルバイジャン、7Rでロシアを破りトップに立ちました。アルメニアは既にウクライナ戦もこなしており後優勝候補とすると中国とドイツを残すぐらいでかなり有利ですね。
一方負けたロシアはアゼルバイジャン、ウクライナ、中国といった強豪国との対戦を残しており厳しい。また、2位のドイツはウクライナ、ドイツとの対戦を消費していてアルメニアとの直接対決で勝つようなことがあれば面白い。他の2位グループのフランス、イスラエルは強豪国と当たっていないのでこの後落ちていきそう。他の強豪国はその下にひしめいていて、ここからどうなっていくのか楽しみです。
8Rの相手はニカラグア。IMとFMが一人づついますが全員がレート2200程度でほぼ互角の相手。ここはすっきり勝っていきたいところ。ん、あれ公式ページの方ではシリアが相手になっている。こっちだと強いですね。Chessresult.comの方では相手がニカラグアです。どっちなんだろう。
コメント
ジョナサン・ローソンは(元)イングランド・チャンピオンじゃないですよ。正しくは、英国(ブリティッシュ又はイギリス)チャンピオンです。イングランドは英国の一(主要)地域名です。
訂正しました。