どうしたらチェスできみのパパに勝てるか

著:マレイ チャンドラー, 翻訳:浜田 寛
¥2,200 (2024/04/25 21:22時点 | Amazon調べ)

手を読む力には通常思われているほど個人差はない、というのが僕の持論です。強いプレイヤーと弱いプレイヤーのタクティクスの差は計算能力から来るのではなく、強いプレイヤーの方が様々な典型的な筋を知っているために、手を見つけやすかったり、手を読むことが容易になっていることだと思います。
これはいわゆるパターン認識と言われるものですが、まさかこんなタイトルの本の序文でそれが出てくるとは思いませんでした。見た目に比べると非常に硬派な本です。本の内容はチェックメイトの典型的な手筋を50個紹介し、一つにつき4題の問題がついています。最後に実力テストとして、36題あるので全部で236問です。ちょうど良いボリュームですね。
問題の難易度はそれほど高くないと思いますが、気をつけなければならないポイントがよく押さえられていて良書だと思います。中級者でも十分楽しめそうです。


ちなみに難易度は小島君に言わせると、「えっ、これ難しいな、enjuさんじゃ解けないんじゃないか」レベルだそうです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました