どうすればチェスが強くなれるか?

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はじめに

 どうすればチェスが強くなれるか?という問いは、誰もが一度は考えることでしょうが、当然ながら普遍的な回答はありませんし、客観的な根拠に基づいた話をすることも難しい。たとえば、努力して徐々に強くなっていったような人がいたとして、その人が「私はこれをやって強くなった」と言ったとしても、それはその人が思っているだけで本当の要因は別のところにあるかもしれないからです。まぁ、こんなことは当たり前のことなんですが、先日ふと気づいたことがあって、このことがある程度の客観性を持っていて面白いな、と思ったので紹介したいと思います。

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これまでのレーティングの変遷

 本題に入る前に少し昔話をします。
 思い返してみれば、本格的にチェスを始めたのが2002年の第7回柏オープン、3勝3敗という成績でUR(レーティングなし)1位という思いがけない好成績をあげることが出来た。そして、初めてついた仮レーティングが1750ぐらい。順調すぎるぐらいのスタートでした。
 しかし、その後の成長は芳しくありませんでした。2003-2005の間はレーティング1500-1700を行ったり来たりする毎日でした。それが、2005年のジャパンリーグで3位になったのを境にして、1700を確実に超えるようになり、2006年の東京オープン優勝。
 それでもまだ、レート1800に乗らなかったのですが、2007年の日本選手権前に念願の1800越えを果たし、2008年には1900台、今年はもうすぐ2000台というところまで来ました。

結局何がポイントだったか?

 さて、昔話はここまでです。こう振り返ってみると2005年が一つのターニングポイントになっているわけです。自分としてはこの年に特に特別なことをしているつもりはなかったのですが、一つ見つけました。僕のPCのマイドキュメントにはpgnというフォルダがあり、その中に年度ごとに自分のゲームがまとめてあります。その最も古いファイルが2005年のものでした。2005年は僕がPCで棋譜の記録を付け始めた年なんです。たしか、何かの大会の抽選会(JCAの大会では大会後にチェス用品の抽選がある場合があります。)で松戸チェスクラブのTさんがJunior6を当てたのを譲ってもらい、それ以来棋譜を付けるようになったのです。もちろん、程度の大小はありますが、自分の棋譜の検討も行うようになっています。これが効いているのだと思います。


 こんな当たり前の要因があったとは気づきませんでした。現在、ほとんどの人がチェスプログラムで棋譜を管理していると思いますが、もし、棋譜用紙のみで管理している人がいるなら、チェスプログラムでの管理を強くお勧めします。

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