Playing the Queen's Gambit

評価:
Lars Schandorff
Quality Chess

¥ 2,458

(2009-05)

ちょうどコメント欄の川中さんの質問もあった所なのでこの本を紹介しようかと思います。
この本は白番用のレパートリー本で、1. d4 d5 2. c4以降の黒の全ての変化に対応しています。形式としては、まず定跡ごとにイントロがあり、その後にメインの棋譜が載っていてその解説に細かな変化が書いてある、というものです。サドラーのQGD本や、ギャラハーのKID本を持っている人ならば、あれに近い形と考えていただいてよいと思います。
定跡書の評価というのは難しいのですが、悪くないと思います。結構かっちりした本なので、レート1800以上か、序盤の勉強が好きな人向けだと思います。難点を挙げるとすると、勧めている変化のうちいくつかは著者の個人的趣向が入っている気がするところでしょうか。ただし、QGD、slav、semi-slavといったメインの定跡は、しっかりメインラインを抑えているのでその点は安心です。
大まかな内容としては
QGDにはExchange Variation
QGAには3. e4
slavには6. Ne5
semi-slavには5. Bg5
a6 slavには5. c5
という感じです。
Starting Out d4とはQGD、slav、semi-slav等が共通の変化を採用しています。

コメント

  1. kawanaka より:

    ありがとうございます。新しい本だったんですね。

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