イヤーエンドトーナメント 2005 その2

今日は僕個人の具体的な対局内容について、
1R vs H,E (1844) 白番 KID
King’s IndianのNbd7としてからe5を突いてくる変化。序盤からdファイルを支配して優勢なポジションを築くも、ふと油断してルークをよけるとポーンが落ちてしまうポジションに…。ただそれでも十分だと考え、exchange sacrifice!直後の手で黒がイコールに出来る(フリッツの評価で)手を見逃して白優勢にこの後は残りのピースが全て動員されてメイト受けなしの状況までミスなくさせて満足。狙ったexchange sacrificeだったら今年一番の1局になるところだったんですが。
2R vs K,N(1843) 白番 KID
2局続けての白番でのKID。メインラインで進み黒がNd7ではなくNe8と引いてくる変化へ。中盤はKIDらしい両翼の攻めあいになるが結局白のナイトと黒のバッドビショップが残った白優勢の終盤に。黒はぎりぎりのところでポーンを守っている。ところがここで黒の側が時間切迫のドローオファー。はっきりとした勝ちのプランが見えたら時間を無視して勝ちまで決めようと思ったのですが見えずにドロー。後で調べたら最終局面でナイトをサクって終わりでした。
3R vsH,K(1704) 黒番 ナイドルフ
ナイドルフのBe2の変化いきなりb4からナイトを追い払ってe4のポーンが落ちる。フリッツ君の評価はあまり芳しくなかったのですが、その直後の白の応手が悪くはっきり黒優勢に。ところが油断した直後に白からの軽いタクティクスをもらいごちゃごちゃするうちに相手にパスポーンを作られたルークエンディングに。しかもキングがカットオフされていて絶望的。ところがここから相手に緩手が出てパスポーンが落ちてミラクルなドロー。やれやれ。とはいえこれでしばらく続いていたナイドルフでの連勝が途切れた。
4R vs H,K(1646) 黒番 KID ゼミッシュ
以前の対局と同じ変化。どうもこのf6とe5にナイトが二ついる形に違和感がある。ベノニ的なぐちゃぐちゃした展開の後、クイーンが交換され結局1ポーンダウンのエンドゲームに。さらに好位置にナイトが飛ばれルークを切る展開でパスポーンまで作られてしまった。しかしここで相手の時間が落ちていたのでドローオファー。しかし、対戦相手の方は時間を見て自分の負けを宣言されました。というわけで勝ち。

正直こういう勝ち方は気分が悪い。だからフィッシャーモードの方が僕は好きです。今大会は1,2Rはわりと会心の出来で、3,4Rは集中力が切れてしまった感じがありました。まぁ今後の課題があるというのはよいことです。

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