東京チェス選手権 2019 Aの試合

気づけば一年振りのAのブログです。

半年間公式戦0試合なので、しょうがないしょうがない(!?)

東京チェス選手権に参加してきました。

NCS主催の初の大会でしたが、

スケジュール通りの進行、盤・駒・時計の準備、棋譜用紙の配布、細やかな気配りのおかげで、

とても快適にプレーできる素晴らしい大会でした。ありがとうございました!

さてさて、大会運営はバッチリでしたが、私の成績はボロボロ…

結果は3勝3敗でした。

特に45分+30秒/手の試合感覚を掴めなかったかな、と感じました。

というのは言い訳ですが、色々悔いの残る3敗をさっくり振り返っておこうと思います。

R1 S-A position after 39…Qd3+ 40.Kg1

黒勝ちだな、っと思ったそこのあなた!

残り時間の少ない時の私の読み筋は、ヤバイ。(語彙)

Qd1+からのQg4強そう?!

40…Qd1+ 41.Qxd1

脳内フリーズ。あと数手指してリザイン。

指した瞬間だけ、abファイルが見えなかったんだけど、病気…?

色々複雑な感情ですが、Sさん、Cクラス優勝おめでとうございます!

そして、スイスギャンビットを決めた私は3連勝。R5でようやく、そして唯一の格上との対戦へ。

R5 F-A position after 21.Nd6

当初のプランはQc2からQを交換して、ポーンストラクチャーの良さとグッドビショップで、ちょっとだけいいエンドゲームで安全に格上からドローチャンスを作りに行くことでした。

しかし、この局面で、21…Qc2だとfポーンが落ちてしまうように見えます。

そこで、本譜: 21…Bxd6 22.Qh5!!

最善の受けをしたようですが、f7とe6の2ポーンダウンのエンドゲームを永遠指して負けました。

Qh5が見えていなかったのと、検討で21…Qc2 22.Qxc2 Nxc2 23.Ngxf7には23…Nc6からdポーンが取れることを指摘されました。

まだまだ自分の読みは足りないなと感じました。もう一手先まで読みたい。

そして、勝ち越し、全日本の権利、Aクラスの入賞に絡む最終ラウンドです。

R6 A-M position after 29…Bxf5

色々あったけど、黒のb,d,hがちょっとだけ弱そうで、黒の白マスビショップの方が少し悪そうな局面。

異色ビショップだとドローになってしまうので、ルークは残した。そんな局面。

30.time up

お互い1分チェスになっていたのですが、”この局面はチャンスあり!?”と思って、私の脳内では時間が止まりました。

30.g4とすると黒がRf2出来てイマイチだなと思って30.Ra7からRa6あたりを考えて時計を見たらもう落ちてました。

ちなみに、悔しいのでしっかり調べ直したところ、30.a4!で白にチャンスありです。

この時、30…b5にはa5でパスポーンができて黒マスなので落ちる心配は少ない、

30…Ra8には31.Rf7からRf6+でbポーンを取る、

その他の手には31.Ra7からRa6、状況によってはa5も合わせて、b6を攻撃することで、白にチャンスありです。

30.a4を指すことで黒はb5が指しにくくなり、bポーンが弱点にできることがポイントのようです。

まあ、1分以内にこんなにちゃんと考えられたら、もっとポイント取れる訳で。

Mくん、Aクラス入賞おめでとうございます!

こうして、クラス入賞をいっぱいプレゼントしてしまう大会でした。

いやあ、おめでとう!

次当たる時は、今回のような不甲斐ない試合にならないように頑張ります。

皆さま、お疲れ様でした。

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