オータムトーナメント

 昨日、北千住のオータムトーナメントに参加してきました。好調だったジャパンリーグの結果を経て自分の今の力を確認する意味で重要な大会だと考えていましたが、2100以上に2敗1600台に2勝というなんとも言えない結果でした。


 今の自分としては1800台ぐらいの相手にあたって力を試したいところでしたが、まあ前回のレートが1500台だったのだから1600台に2勝ならまずまずでしょう。


1R N,R(2175) 黒番 King’s Indian ペトロシアン


 いきなり1番になってしまった。トロンポスキー対策は立ててきたのにKIDを指してきた。どーもサイドヴァリエーションは準備不足の感が否めない。ギャラハーの本の通りBg5をh6、g5で追い払ってからNxe4とナイトを捨ててf5からf4でビショップを取り戻す変化。N,R君の話だとルイセンコさんが白がいいといっているとの話。まあ、その話通りに負けたわけですが家に戻って本を確認。何を間違えたのか確認、黒十分戦えそうなのでレパートリーはこのままでいいや。


2R Y,O(1646) 白番 ベノニ タイマノフ


 実を言うと白番できちんとプランが決まっているのはこのベノニとニムゾとKIDとQGDだけだったりする。Y,Oさんは松戸の中堅でこれまで何度も対戦しているが全て黒番な気がする。少なくとも白d4に対して何を指してくるのかは知らなかった。そしてベノニ。8手目でラインを外れる(普通Bg7のところでBg4だった)。絶対この手はおかしいはずだと思い考えるが良い案が見つからないので結局普通の駒組み。クイーンとナイトでクイーンサイドに入り込まれ互角の局面にされるが、その後e5からポーンを取らせてNe4という定番の手筋が入り主導権を握る。その後相手のブランダーでピースが落ちしばらくしてリザイン。


3R N,E(1639) 黒番 KID フィアンケットヴァリエーション


 KIDのフィアンケットだけはギャラハーの本以外の変化を指す。いずれにしろc4のあたりを狙っていくという作戦は共通だ。本通りに指していないので正直あまり自信が持てない変化ではあるが、どうやら終始優勢に進めていたようだ。ゲーム中はまずいと思った変化も問題なかったみたいだ。黒やや優勢のまま白に圧力をかけワンポーンを掠め取り、相手の時間切迫もあってそのまま勝ちきった。


4R B,M(2103) 白番 Nimzo Indian

 ニムゾという選択は少し意外だった。いつも通りのプランで進めていくがさすがに2100ともなるときちんと理解している。思い通りには進めさせてくれない。黒が序盤早々に仕掛けてきてこのまま攻めに来るかと思ったらナイトが退却していった。実はナイトがポーンを取る変化の後にビショップサクリから強制ドローに出来るのが見えていたので待っていたのだが、やはりそんなミスは犯さない。
 この後少し消極的になってしまい、相手の手を受ける手ばかり指してしまって徐々にポジションを悪くしていった。結局序盤に崩されたポーンの形を狙われ、最後はクイーン+ルーク(白)VS 2ルーク+3ピース(黒)の負けゲームになり決め手までは行かなかったものの時間切れで負け。

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