【書評】メンタルつよつよのチェスプレイヤーになりたい!

チェスのトーナメントに参加していると、時間切迫でのミスや、ブランダー後に粘ることもできずに負けることなど経験すると思います。私も自分のメンタル面の弱さに辟易させられることが多いです。本記事ではそんな方にお勧めのチェス特化のメンタル本の紹介です。

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今回紹介する本:Mental Toughness in Chess

Mental Toughness in Chess

“Mental Toughness in Chess”はオーストリアのチェス雑誌でのチェスにおけるメンタル連載記事を元にまとめた書籍になります。このため、(1記事分と思われる)数頁を一つの章として全41章の構成になっています。また、チェスのためのメンタルTips(ってなんだって気もしますが)を扱っているため、チェスの局面は一切なく、文章のみになっています。

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本の構成

構成としては4部構成になっており、

Part I Mental toughness can be trained
Part II Game preparation
Part III Playing successfully
Part IV More practical tips

という構成です。

Part Iはチェス関係なくメンタルトレーニングの一般論、Part IIはトーナメントやゲームの準備段階でのTips、Part IIIがゲーム中のメンタルのコントロール法、Part IVがその他です。

当然と言えば当然ですが、Part IよりもPart II以降を興味深く読みました。

本の内容

トレーニング中の集中力を高める方法、時間切迫への対処などを科学的な根拠を交えながら、解説しています。また、具体的な方法論(集中の高め方、試合中にリラックスする方法など)も提示しており、取り入れて実践することもできます。

1つの章が数頁と短いので、トレーニングの合間などに気分転換に読むのに最適だと思います。そして、自分のトレーニング方法などにも参考に出来ればよい循環になるでしょう。

まとめ

チェスの技術論ではなく、チェスの心理面での技術論を議論している書籍を紹介しました。私が知る限り、このような主題の書籍は他にないと思います。内容を参考にブログの記事にしてしまおうかとも思っています。そちらもご期待ください。

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