ガチ勢以外お断り!半端な気持ちで取り組んではいけないシリーズ本

今回は泣く子も黙るAagaardのシリーズ本の紹介です。とても有名なシリーズですが、とても万人にお勧めできる本ではありません。一人で取り組むのであれば、FIDEレート2000以上は必要ではないでしょうか。

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今回紹介する本たち

Strategic Play
Calculation
Attack & Defence

Jacob AagaardのGrandmaster Preparationシリーズです。名前からして大変そうですが、中身はもっと大変です。シリーズは全6冊で我が家にあるのは上記の3冊です。現状でStrategic Playを終了し、Calculationは最後の”difficult positions”を残して終えていますが、Attack&Deffenceはまだ手をつけていません。

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本の構成

本は十数章程度に分かれており、それぞれの本のタイトルに即した内容の章で構成されています。章の最初に4ページ程度でその章で扱う内容について解説されており、その後には大量の問題が用意されています。

この問題の難易度が半端ではなく、基本的に完璧に解ける問題など存在しません。本を破り捨てそうになる、チェス盤を壁に投げつけるなど、猿へと退化するのではないかと自分が心配になります。

特に、我が家で読んだ中ではStrategic Playの難易度が高く、比較的自信を持った回答が全く正解にかすりもせず、挙句意味の分からない正解で、その後の手順解説をよんでもいまいちよく分からない、なんていうこともありました。

よくよくイントロダクションを読んでみると、著者がStrategic PlayにはPositional playに入れられなかった難しい問題を集めたと語っており、Positional playを先にやらなかった我々が阿呆だったことが分かりました。

我が家の感想

我が家では夫婦二人でこのシリーズを読んでおり、お互いに考えた後、意見を出し合って解答考えたりしています(下動画参照)。このようなやり方をしているので、かろうじて心が折れずに続けていられるというのが実情です。

正直、このブログの読者の中にこの本の読者対象になる方がいるのか分からないのですが、例えば「意識高い系大学生」で構成された大学のチェスクラブの活動でみんなで頑張って問題を解くということであれば、かろうじて対象になるのかと思います。その際にもレート2000オーバーの、周りを指導できるような(戦略の基本を勉強したことがあるなど)部員が必要なのではないかと思います。

また、calculationのtest chapterの後ろに”difficult positions”という章が用意されており、冒頭に”welcome to the other side”とか人間には解くのが不可能などと書いてあったため、無事ダークサイドに落ちました(下動画参照)

まとめ

果たして私の寿命が尽きるまでにこのシリーズを読み切ることがあるのか心配になりますが、2冊ほぼ読み終えただけでも自分をほめたいですね。意識が高い方はこのような本にチャレンジしてみてもいいかもしれません。

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