Endgames from Japan League 2014 その7


enju (1989) – G, L (1848)
Japan League 2014 (4)
After 44… Kg6

さて、本譜ではここでKg4としてドローになってしまいました。前回の最後に、ここでaポーンを進めるのはどうだろうかという話をしました。その変化を見ていきます。
45.a4 Kf6
46.a5 Kg6
47.Kg4


前回とaポーンの位置が違うだけですが、結末は全く違います。
ためしに前回と同じ手順で見ていきましょう。
47… Re4+
48.f4 gxf4
49.Rxc6+ Kf7
50.gxf4 Ra4
51.Ra6


こうして見ると前回のポジションとの差が明確になります。aポーンをポーンの前方から守ることが出来るため、白ルークは攻めと守りの両方に効いています。まぁ、そもそもこのポジションでは黒のaポーンが落ちるので、Ra4自体が間違えですが。
エンドゲームでのポーンの進め方について、自分としてもあまり分かっていないという認識だったのですが、考え方のひとつを身につけた気がします。
これで、長々と続いたジャパンリーグ2014Endgamesシリーズも終わりです。たぶん間違いもたくさんあるとは思いますが、少しでも皆さんのお役にたてたなら、幸いです。

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