今年買った本 その2

 さて、今日は今年買った本の中でこれはよかったと言うものをピックアップしたいと思います。
Training for the Tournament Player
 まずはDvoretskyのシリーズから。この本はシリーズの1作目です。このシリーズの中では薄手の本でそのことも好印象。内容は『自分のゲームの分析法』、『古典の勉強の仕方』等。この本自体で学ぶと言うよりも勉強の仕方を教えてくれます。

1889323144 Chess Training Pocket Book: 300 Most Important Positions and Ideas (Chess Information & Resource Center)Lev Alburt by G-Tools

 次はComprehensive Chess Courseから。タイトルの通り、トレーニング用の問題が300問ある。その問題はタクティクス、エンドゲーム、ストラテジーの全分野から出題されていて、難易度は易しすぎず、難しすぎずちょうどよい。Pocket Bookとあるように非常に小ぶりの本で、通勤通学のお供に最適。

1889323063 Just the Facts!: Winning Endgame Knowledge in One Volume (Comprehensive Chess Course Series, the)Lev Alburt Nikolay Krogius by G-Tools

 お次もComprehensive Chess Courseから。このシリーズの中のエンドゲームの本。『最小の労力で強くなる』というこのシリーズのコンセプト通りに実践的な内容。実戦的ではない、例えばナイトとビショップでのメイト等は載せていない。
 載せてある内容自体や順番も実はよく考えられていて著者の意図を汲み取った勉強の仕方をするとよいと思う。ただし、最小限の内容を載せているわけなので、本に載っている内容はすべてマスターしなければならない。この箇所は難しすぎるからいいや、というような気持ちでは駄目でしょう。

1901983315 Understanding Pawn Play in ChessDrazen Marovic by G-Tools

 最後に、この本が一番お勧めでしょうか?多分ポーンに関する本ならば他の本でもいいんでしょうが、僕が買ったのはこの本です。isolatede pawn, dobule pawnといった典型的な形を有名棋士棋譜を並べることで両者の立場から考えます。
 この本にはおそらく誰もが見たことのある棋譜がいくつも載っていると思いますが、それらがポーンの構造という観点から見るとこんなにも新鮮に映るのかと感心させられました。

コメント

  1. kathmanz より:

    こんばんは、kathmanzです。忙しい中、一年で洋書を14冊もですか、、(絶句。
    ことしジャパンリーグなどで大活躍したenju氏の秘密がここにあるんですね。

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