2年ぶりに浪速オープンに参加して来ました。前回同様、Azumiさんは予定があり1人での参加になります。リスト順は五番目で、優勝候補とまでは言えない気がしますが、もちろん優勝を狙っていきます。
浪速オープン
大阪阿倍野チェスクラブ主催の大会です。熱海オープンや祇園オープンなど観光地での大会を開催しているクラブですが、本大会は本拠地(?)での開催です。30分+1手60秒という珍しいタイムコントロールであるも特徴です。本大会開始時点での私のレーティングは全日本でだいぶ落としたため、1864です。
1R VS I, H (1535) 白番
おそらく初対戦です。序盤はスコッチのメインラインで進みますが、黒に少しづつ悪い手が出たという印象です。私が気になったのは下図で、

働きの悪いf1のビショップを黒から替えに行くのは良くありません。Bxc4Nxc4と進めばe3のクイーンに対するテンポも取れますが、白から取らなければいけないわけでもないです。
本譜はこの後黒のブランダーがあり、ピースが落ちて勝ち。
2R VS M, Y (1700) 黒番
東大チェスサークルを復活させた男ことMくんとの対戦です。前回の対戦で負けた覚えがあったのですが、まさに2年前のこの大会での敗戦だったようです。雪辱を期して大局に臨んだのですが、まずオープニングを間違えてしまいました。

白はg3, Bg2とセットアップしてきたのですが、このセットアップではe4がつけることをうっかりしていました。久々にKing‘s Indianを指さなければならなくなりました。
KIDのフィアンケットバリエーションは黒がかなり頑張らなきゃ黒危険な変化なのですが、もう記憶も定かではなく、半ばヤケクソで2ポーンサクリファイスする変化に飛び込みました。

そうは言っても、何も知らなかったわけではなく、このようなベンコーギャンビット的に指す変化があることは知っていました。
相手はこのポーンをとってこず、bxc4と取ったこのポーンがパスポーンになり、これが決め手になり、勝ち。
3R VS Y, Y (1730) 白番
この4月に大学を卒業し、社会人になってしまったY君との対戦。初対戦です。カロカンexchangeから白のBf4を防ぐQc7のラインになりました。IMにアドバイスされたという見た事ない手を指されました。

攻め筋が見えないなぁと思っていましたが、上図のQf1がせこい狙いを持っています。h3のポーンを狙っていると見せてb5からクイーンを活性化することも狙っています。このさりげない狙いが功を奏して、この後受けなしの攻撃が決まって勝ち(相手のチェックを見逃して、めっちゃ動揺したのは内緒)。
4R VS T, R (1820) 黒番
4Rも若いプレイヤーとの対戦になりました。彼も大学生のイメージでしたが、社会人になったのではなかったかな。定跡に通じているイメージではなかったですが、シシリアンロッソリーものがちがちのメインラインを指してきました。若手は突然こういうことがあります。

c4とロッソリーモ特有のダブルポーンを解消にいきましたが、Bg5と切り返されて困りました。次にNf6も見えます。Nf6、Bxf6と異色ビショップのミドルゲームになり、一方的に攻撃を受ける形になりましたが、なんとか受け切り、最後は白が諦めてパペでドロー。
6R VS T, S (1905) 白番
最終ラウンドはここまで全勝のTさんと。優勝するためには勝つしかありません。これも公式戦初対戦になります。Tさんは1. e4 c5 2. Nc3 Nc6 3. Bb5のラインを知らなかったようで、序盤から時間でアドバンテージが得られました。

勝たなければならないゲームとは思えないクイーン交換まで見据えた手ですが、結果的にこのような落ち着いた手が良かったように思います。

黒からダブルポーンを解消するc4を見て、アドバンテージはほとんどないなと思いましたが、幸いなことにe5がなかなかに強力でした。この後黒はExchangeを切らざる終えなくなり、ポーンも落ちて、勝ち。
まとめ

と、いうわけで、4勝1ドローの4.5ptで浪速オープン優勝しました!!!ポイント的には4Rで当たったT君と並んでいましたが、最終ラウンドは一番ボードで勝ったので文句なしでしょう。
大会での優勝は2020年の静岡選手権以来となります。コロナ禍を経て、いくつか優勝寸前までいった大会もありましたが、ようやく優勝できました。ベルギー遠征での良い流れを継続でき、落ち着いた指し回しができたと思います。次に出る大会は確定していませんが、チーム選手権には出たいですね。


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