2021年10月9-11日の日程で開催される祇園オープンIIに参加することにしました。本記事では祇園オープンの紹介とともに「チェス大会ってどんなものなんだろう?」という人のための説明も加えています。
祇園オープンとは
祇園オープンは大阪で活動をしている大阪阿倍野チェスクラブが主宰するチェス大会です。NCSの公式戦であると共にFIDEの公式戦であることが特徴です。3日間で7試合戦います。時間設定は60分+30秒1手加算です。
祇園オープンⅡ
阿倍野チェスクラブHPより
日程 2021年10月9日(土)10日(日)11日(祝)
7R スイス式 FIDE・NCS公式戦
場所 京都智恩院 和順会館
参加申し込み受付中です。10/2日まで
大阪阿倍野チェスクラブ
大阪と言えばアンパッサンチェスクラブが有名ですが、大阪にはもう一つチェスクラブがあり、それが大阪阿倍野チェスクラブです。日本チェス協会(JCA)時代にはアメリカチェス連盟(USCF)登録のクラブとして活動していましたが、NCSへの組織変更に伴ってNCS公認のクラブになりました。
FIDE戦?
通常我々が「公式戦」と呼ぶのは日本チェス連盟(NCS)の公式戦です。この公式戦を行うことによりNCSのレーティングが計算されます。一方でFIDE戦とは国際チェス連盟(FIDE)公認の公式戦と考えればよいと思います。
FIDE戦をこなすことで、FIDE公認のレーティングFIDEレーティングを得ることができます。
NCSのレーティングと異なり、FIDEレーティングは世界中で通用するレーティングですので、FIDE戦に参加することは世界への第一歩と言えます。
ちなみに、祇園オープンはFIDE戦であると共にNCSの公式戦でもあるので、試合によってFIDEレーティングとNCSレーティング両方が計算されます。
持時間設定
祇園オープンはFIDE戦ではありますが、持ち時間が60分ということでレーティング2200以上のプレイヤーのレーティング計算が行われません(そういうルールだそうです)。ま、国内のほとんどのプレイヤーには関係ないですが。
祇園?
いや、分かると思いますが、京都の観光地名です。つまり、大阪阿倍野チェスクラブが主宰していますが、大会は京都で行われるわけです。これは大きな魅力だと思います。
東京と京都は世界的にも知名度の高い都市ですし、FIDE戦ということになれば観光ついでに参加しようという外国の方もいるかもしれません(少なくとも今後大会規模が大きくなれば)。
まとめ
今回は京都で行われるFIDE戦である祇園オープンを紹介しました。京都から世界を目指したいあなたは、ぜひ参加を検討してください。
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