オリンピアードR8、R9

さて、チェスオリンピアードも終盤戦にかかり、優勝争いが混沌としてきました。ここまで好調を保ってきた開催国ドイツがR8でイスラエルに破れ、9Rではポーランドと引き分けとやや息切れをしてきた。一方首位を保っていたアルメニアは9Rでイスラエルに破れ首位陥落、代わって首位に躍り出たのがGelfand擁するイスラエル。
一方優勝候補筆頭のロシアは9Rでウクライナに破れ一歩後退。ウクライナは2位タイに上がり、次のイスラエル戦が勝負になる(予想ではウクライナが勝ちそうなので次で首位に上がるか?)。他に気になったのはベトナムが中国と引き分けたことやアゼルバイジャンのパフォーマンスが悪いことでしょうか(Englandと引き分け、セルビアに負け)。2600以上のGM同士の戦いだと引き分けが多いので、どこかのボードでupsetがあるとそれで勝負がついてしまうので番狂わせが起こりやすい。
一方日本チーム(オープン)は、8Rはほぼ互角の相手であるニカラグアに引き分け。格上相手よりも同じぐらいの相手の方がお互いに慎重になるので引き分けになりやすい気はします。9Rは今大会初めて、明らかに格下のホンジュラスが相手。ここまで出ずっぱりだった小島君を温存しました。こういうところを見ても今大会は勝負に来ているのだなということを感じさせます。結果は3.5−0.5の圧勝で次の相手はほぼ互角ぐらいのボツワナが相手。勝って上を目指したいところ。
ここまで、オープンチームのみ結果報告をしていて申し訳ないとは思っていたのですが、女子チームでは内田さんが6/9ポイントでWFMのタイトルを獲得しました。素晴らしい!!

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