ジャパンリーグに向けて

お久しぶりです。
亜熱帯日本の夏、どうお過ごしでしょうか。
来週に迫ったジャパンリーグには参加予定ですが、先日こなしたClosed Traning　1Rの出来を見る限り、相当鍛錬が必要そうです。上原君相手の黒番で、シシリアン sozinになりました。

図は白のf4、f5に対してexf5,exf5と取り合って、黒番。f4、f5と突く手がいかにも筋が悪そうで黒が良いはずだと思ったのですが、簡単な正着手が見えませんでした。
正着は16. … Qc5+ 17. Kh1 (or Be3) Qxf5
Qf1#があるため、Rxe7と取れません。また、Be3ではe fileをふさいでしまいますので同じことです。
こんな手が見えずに実戦は
16. … Rde8!? 17. Bh6


ここで、当初Nh5と跳ぶ予定だったのですが、Qg4のあと、何を指してもBd5を指されて困ると勘違いしていました。Bd5にはQc5＋からピースが取れ、h6のビショップが当たっているのでh5のナイトは取れません。
17. … Qc5+
Bd5をかわすことを考えていました。チェックなんだから、Bd5をやられてからでも十分なのに、、、
18. Kh1 Nh5 19. Qg4 Kh8
この手を指した直後、白の次の手が浮かびました。
20. Rxe7!? Rxe7

実はこの手には欠陥がありました、黒はそれに気づきませんでしたが。単純にQxh5 と取って白優勢でした。この手を自分で見つけて、あきらめてしまったことが敗因でしょう。
21. f6 Rg8
ここで21. … Re1+とテンポを稼ぐ手が好手でした。 22. Rxe1 gxh6で次のRg8がスレットになり、まだまだ勝負は分かりません。本譜との違いは白のポーンの位置です。
22. fxe7! Nf6
ここで、fxh6と取れないことに気づいて愕然としました。Qxg8＋からe8=Qで終わりです。21． … Re1+ならばポーンはf6にいます。
23. Qg5
f6に当てることでgxh6を防ぎます。ここで勝負がありました。まだ続きましたが、あとはなすすべなく負けです。このクローズドトレーニングは早指しの時間設定ですので、どちらにもチャンスのある展開になりがちですが、それだけに自分の勝負勘が鈍っていることが如実に明らかになります。
ジャパンリーグに向けて気合いを入れねばなりませんね。