Chessbase 世界中で利用されているチェスデータベースソフト

本記事では、世界でもっとも有名なチェスのソフトウェア「Chessbase」について紹介します。

「Chessbase?何それ?」という人から、「ネットでChessbase、チェスベースとか聞くけどなに?」という人など様々かと思いますが、チェスを嗜むのであれば教養として知っておくといいでしょう。

chessbaseの画面
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Chessbase(チェスベース)とは

世界で最も使われているチェスのデータベースソフトの名前です。ほぼ市場独占ソフトと言ってよく、アマチュアから世界チャンピオンまで、チェスプレイヤーの誰もが使っているソフトです。

Chessbaseを開発している会社は名前もそのままChessbase社で、チェスエンジン(AIのこと)やチェスの教育用のビデオ教材ソフトなどの販売をしているドイツの会社です。

また、Chessbase社のHPはチェスニュースを発信するサイトにもなっており、私もよく参照しています。

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何ができるの?

デフォルトで過去の名人の棋譜のデータベースをある程度備えており、様々な条件で検索可能です。もちろん、自分の棋譜を入力して保存することも可能です。入力した棋譜の手には解析した変化やコメントを付け加えることが可能で、対局後にゲームを復習して変化やコメントを入れて反省するのが、真面目なチェスプレイヤーのあるべき姿です。

オープニングに関してもデータベース化されており、特定のポジションでの指し手の対局数、勝率などが参照できます。

その他私がよく利用しているのが、パフォーマンス(選択したゲームから計算したレーティングのようなもの)を計算する機能です。自分の公式戦の結果から白番での勝率、黒番での勝率とそれぞれのパフォーマンスを計算します。その他にも相手のレーティングを絞り込むことで、どのレート帯の相手に苦戦しているのかを見積もります。その結果を見て、トレーニング計画を立てたりするわけです。

上の図は先日のNCS Sunday Cup 2021 グランプリ予選での私のパフォーマンスです。右下のWhite、Blackなどを選択すると、白番、黒番それぞれのパフォーマンスが見られます。

他にも様々な機能があるらしいのですが、私も正直把握できていない気がします。Chessbaseのサイトに使い方を解説した動画や記事(英語)が載っています。

どこで手に入れるの?

私がチェスを始めた際にはChessbaseやChessbase社が出している他のソフトウェアを手に入れることは非常に大変でした。JCA(日本チェス協会)で購入するか、個人で海外の通販サイトで購入するかの2択でした。当然配送費が上乗せされているので、割高な価格でしか買えませんでした。

現在では、Chessbase社のHPからダウンロード版の購入が可能になっており、だいぶ敷居が低くなっています。そうはいっても英語版のページからの購入になります。

現在の日本のチェス組織であるチェス連盟(NCS)は現状で物販をやっていませんので、Chessbase社のサイトから購入することが現実的な選択肢になるかと思います。

まとめ

今回はトーナメントプレイヤー必携(?)のソフトウェア、Chessbaseを紹介しました。具体的な使い方などにはまったく触れませんでしたので、別記事で解説するかもしれません。

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