棋譜集での勉強

特定のプレイヤーの棋譜集であったり、名局が集められている棋譜集であったり色々だろうが、これを並べて勉強するというのはよく聞く話ではある。けれど僕個人としてはこれが結構苦手だったりする。僕は本を律儀に最初から順番に読むたちなので(普通はそうな気もするが)結局のところ何も考えずに棋譜を並べているだけであまり勉強になっていないような気がして、やる気が失われてくる。
そういうこともあって読み方に多少なりとも工夫が必要だと思い始めた。今読んでいる棋譜集はThe Mammoth Book Of The World’s Greatest Chess Gamesで、プレイの質や歴史的、教育的見地から著者たちが選び出した名局112局を紹介してくれている。名局集というのは、結構知ってるゲームが多いもので最初から順番に読んでいると、既知のゲームを読んだときのやる気の低下が次のゲームへのやる気の低下にもつながってしまう。
そこでとりあえず後ろのIndexから定石別に読んでいく事にした。こういうと定石書で勉強をすればいいじゃんと言われてしまいそうだが、普通の定石書では古いゲームなど扱っていないので歴史的な流れを見るという意味では役に立たない。また、白番での定石など全てチェックするのはきりがないので、このような本である程度感覚をつかむのもよいと思う。個人的に興味深かったのはQGD OrthodoxのGrunfeld-Alekhine戦。
と、色々と理屈をこねてしまったが今のところこの方法で順調なので皆さんにも参考になれば幸いです。

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