ジャパンリーグ 2010 3日目、最終日

3日目と最終日の僕の結果は以下の通りです。


5R F, Tさん (1704) 白番 QGD exchange variation


 QGDのexchange VariationでQa5と飛んで来る変化の黒。良くないと思うのですが、昨年の東京オープンでは同じ相手に同じような変化で敗れました。今回は前回の反省を生かし、相手の唯一のactive pieceの黒マスビショップを早々に交換して良い感じで攻めていたのですが、決め手が分からず、もたついていたところにうっかりナイトフォークが入ってしまいました。ただ、おそらくそれでもほぼ互角ぐらいのポジションで助かりました。このあと、相手にもナイトフォークが入り、1ポーンアップのルークエンディングを勝ち切りました。
 また、対局の途中で対局相手から40手で時間が増えない旨のクレームがあったため、結局JCAの時計を借りて対局を続けました。Saitek社のCompetetion proは時間が0分になってから増分の時間が表示されるような設定になっているようです。みなさんも気を付けてください。


6R F, Sl君 (1967ただしFIDEレートは2209) 白番 King’s Indian byonet


 昨年のポール飯沼さんとの対局と同じ変化になりました。黒が定跡手順の中で先に手を変えてきました。KIDのように一本道の定跡で、黒から定跡手順を変えるというのはやはり良くないようで、優勢に。途中この日2度目のナイトフォークを食らうも、これは白問題なく、中盤で好手も出て、あとは決め手だけというポジションになりました。ところが、いちばん簡単な決め手を見逃して、やや凝った変化を選んだ末、ブランダーが炸裂し、ルークダウンの駒割りに。しかし、相手がチェックでルークが落ちると勘違いをして(自分もそうなる予定で指していましたが、途中でチェックをルークで挟んで防げることに気づいて愕然)、ドローオファーをしてきました。もちろん即座に受けます。ラッキーな結果ですが、内容的には非常に満足しています。最後がなければ、このトーナメントでの自分のベストゲームでした。


7R T. Rさん (2080) 黒番 ナイドルフ 6.h3


 ナイドルフのh3というかなりマイナーな変化でした。対戦相手とは前日に食事をしており、この大会ではここまでずっとd4と言ってたのに(怒)。それはさておき、序盤の駒組みがいまいちで、あまりよさそうに思えなかったので、衝動的に指した手がRxc3。おそらく厳密には良くないと思うのですが、白から主導権を奪うことに成功。やや黒が良くなったかなと思ったところに白からピースサクリファイス、そしてクイーンサクリファイス。どちらの手もノータイムで指してたので驚きました。しかし、その後の正着を見つけることが出来、勝ち。


結果、4勝1引き分け2敗で4.5ptでした。JCA、FIDE共に25ぐらいあがります。3Rの負けが痛かった、、、


大会のほうは小島君の優勝で幕を閉じました。ジャパンリーグは初優勝で、これでJCA主催のすべての大会での優勝を果たしたそうです。おめでとうございます。

コメント

  1. T.R より:

    リンクするよ!

  2. enju より:

    へーい、どうもです。

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