Graz 2016 Aの試合 前編 (R1-4)

初めて投稿します。
Aです。
Eと一緒にGraz Openに参加してきました。
私にとってはレベルの高い大会で、大変な試合ばかりでしたが、8試合(1試合byeだったため)もやってきたので、いくつか紹介しようと思います。
R1
Pさん(2249)-A
Position after 12…Qa5

以前、この数手後にドローになったことがあり、大丈夫かなと。
しかし、
13.Bxg6!? cxd4⁇
14.Bxf7+ Ke7
15.Qg7
わずか15手でどうしようもない局面になりました。
では、どう指すべきだったのか。
13…Nxd4!!
Nがf3をおさえているため、Rf3を止めています。
しかし、その後も複雑な局面が続くため、これからは、上記の局面になる前の手順を改良することにしました。
次は白だろうし、明日はもっとがんばろうと思った矢先、R2はbyeであることが判明。
3日目は誕生日に2試合あるということで、ゆっくり体力温存することにしました。
R3
A-Uさん(2245)
Position after 29…Kh7

さて、R2のbyeは1.0ポイントと見なされるため、あたりが強いままです。。
しかし、白番で、プレパレーション通りの序盤で進み、中盤Nのマヌーバリングがうまくいき、白優勢と見られる局面に到達しました。この先もうまくさせていれば、私にとってのベストゲームになるはずが。。。
30.Qb5 Rec8
31.Rc1 c4⁉
32.Rxc4 Rxc4
33.bxc4 Qd8
34.Qb7⁈ Qc7
白がQサイドから何か手をを作ろうとした結果、黒はcポーンをきってカウンターを成功させました。
このあと、白のcのポーンは取り返され、黒のbのパスポーンが脅威です。
39手目を思考中、白の時間が落ちました。。
白はパスポーンを止めることが非常に難しく、敗勢でしたがこれだけ長い持ち時間(90分+30秒/手+30分/40move)で時間を落としたということで、時間配分に課題があると感じました。(相手はまだ20分以上時間が残っていました。)
あと、検討の結果、白の正しいプランは
30.g3、Kg2、Rh1、h4という感じでQサイドは固めたまま、Kサイドで攻めを作るべきだったようです。
格上相手に、すごく勉強になるゲームでした。
さて、当初は全試合紹介する予定でしたが、手の内をすべてばらして対策されても嫌ですし、
負けがこんできたので、R4は飛ばして、次回は唯一の勝ちゲームを紹介したいと思います。
また、噂の(!?)日本人夫婦対決at Grazも次回きっと!?
乞うご期待 笑
最後までお付き合いいただいた方、ありがとうございました!
今後ともよろしくお願いいたします!

コメント

タイトルとURLをコピーしました