Eが突然ブログを頑張りだした理由

 さて、今回はなぜ突然私がブログを頑張りだしたのかということについて語りたいと思います。自分語りなんて聞きたくないよ、という人が多いかと思いますが、現在の日本のチェスが抱える問題も含んでいる気がしますので、暇な人は最後まで読んでね。

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単純にもったいないと思った

 まずは至極単純な理由ですね。私はこのブログを17年続けてきました。いや、全然続いていない期間もあったのですが、少なくとも17年間存在し続けており、私自身もチェスを続けてきました。

 私は今40歳ですので、あと30年くらいはこのブログを続けることができるのではないかと思います。そうすると50年続けることになります。その間にはきっと日本チェス連盟の会長交代やら存続問題なども起きるかとおもいます。50年続けば、それは歴史的資料なんじゃないかと。

 ならばもっと記事を真面目に書いて、日本チェス歴史研究家の一次資料になるべく頑張るべきじゃないのか、と思ったのが一つ目の理由です。

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チェスというコンテンツでどこまでアクセスが増やせるか

 これは完全に好奇心ですが、チェスという国内ではニッチなコンテンツでどこまでアクセスが増やせるのかということに興味があります。そもそもチェスのサイトにアクセスする可能性がある数ってどれぐらいなんだろうという疑問もあります。客観的に考えると3パターンぐらいでしょうか。

定期的にOTBでチェスに触れている人

 現状でチェスの大会やチェスクラブの例会に定期的に(年1回以上?)参加する人の人数はどれぐらいでしょうか。正確にはわかりませんがせいぜい300人ぐらいじゃないでしょうか。これの倍以上はいないでしょうし、半分以下ということもないでしょう。

ネットでのみチェスに触れている人

Chess.comやlichessでだけチェスをやっているという人もいるかと思います。ここが一番実数がよくわからないところでもあります。継続的にやっている人は500人ぐらいはいるのかな、と思いつつ、実はOTBの人数のほうが多いのではという気もしています。

ちょっとした興味でチェスサイトを見る人

私はこのカテゴリの人が一番多いと思っています。昼休みにチェスやっているんだけどまったく勝てなくて悔しい中学生とか、ドラマの1シーンでチェスセットが出てきたからとか、ちょっとした理由で「チェス」を含んだキーワード検索をする人がいるかと思います。

日本には1億人以上の人がいるので、こういったニーズだけでも数万、数十万人の人がいるんじゃないかと思ってます。ですので、SEOとかも頑張ってアクセスを集めた場合、チェスサイトの限界はどこにあるのか見てみたいのです。

チェスのネットの入り口

 三つ目は、日本におけるチェスに関して、ネット経由での入口の役割を自分が果たすべきではないかと思ったことです。私が言うまでもないですが、いまや世の中の情報収集はネット検索で行われます。その検索の結果、適切な情報が得られ、OTBへつながっていったり、NCSのYoutubeチャンネル登録につながっていったりという流れが作られる必要があるのではないかということです。現状はそうなっていないというのが私の認識です。以下長いです。

小島や馬場のブログは知っている人にしかヒットしないという現実

 チェス界隈の皆さんにとってチェスのブログと言えば、小島君馬場君のブログであると思います。しかし、世間にとっては違うという現実があります。彼らはプレイヤーとしての知名度もありますし、サイトのコンテンツのレベルも高いです。しかし、チェスに興味を持った人間が彼らのブログを経由してチェスに入ってくることはないでしょう。それにはいくつか理由があります。

世間のニーズを満たしていない

 小島君や馬場君のブログのコンテンツは確かにレベルが高いです。しかし、告知や書評はともかく、ゲーム紹介などは正直誰が読むんだ?と思うこともあります。内容は高度で私でも読む気が起きないですし、Webサイトで書かれている記事を盤を使って並べるやる気がある人がどれだけいるのか、という話です。

 では、彼らのブログが悪いのかと言えば、そうではありません。彼らのブログはいわゆる「有名人のブログ」です。彼らのブログを見に行く人は小島慎也や馬場雅裕のファンの人たちです。記事の内容とは関係なく、有名人を見に行くわけです。要するにチェス界の入り口とは種類が異なるブログであると思います。

Google検索にかからない

 上記と関連するわけですが、世間のニーズを満たしていないサイトは当然ながらGoogle検索にかかりません。「チェス 馬場」などと検索をかければ引っかかるでしょうが、世間の人はそんなキーワードで検索しません。「チェス 勝ち方」、「チェス 序盤」、「チェス、戦術」などというキーワードで検索をかけて彼らのブログがヒットすることはありません。

では現状での入口は

 現状でそれらしいキーワードを用いて検索をかけると、いくつかのサイトのページが検索にかかります。小島、馬場ブログも、私のブログも、その他知り合いのブログもその検索にはほとんど掛かりません。なぜなら、世間の人が検索に使いそうなキーワードを入れた記事をほとんど書いていないからです。 その中で私が知っている人が運営しているのは「チェスやりますか」だけですが、それでも本当にごく一部の検索ワードにしか引っかかりません。

現状の入り口に問題はあるの?

 それでは、現在「それらしい検索ワードに引っかかるサイト」達が入り口ではだめなのでしょうか?もしかすると知り合いが作ったサイトも含んでいるかもしれないので、あまり悪くは言いたくないのですが、怪しげな情報を載せているサイトが多いのも確かです(どことは言いません)。それらのサイトには主に以下のような問題が散見されます。

  • 言葉の定義が間違っている
  • 複数のサイトでほぼ同じような記述
  • 局面の図面がおかしい
  • そもそも書いてある情報が間違っている

 このような問題が出てくる要因はいくつかあるのでしょうが、そのサイトの作り手がそもそもチェスに詳しいのかどうかに疑問があります。一時的にチェスにはまって、ネットでそこそこチェスが強くなって(しかも今はやっていない)、それを現代的なウェブサイトの形式でまとめているというのが実情ではないかと思います。チェスではなく、ウェブサイト運営に長けているためにそれらのサイトが検索上位に来てしまうわけです。

信頼性のある情報の重要性

 当然ながら、このような現状は憂慮すべきであると思います。検索に掛かるサイトの内容すべてがおかしいというつもりはありませんが、情報を求める人に信頼に足る情報を与えられないことは、日本チェス界にとって損失だと思います。また、上記のようなサイトではNCSや地域のチェスクラブが紹介されることはほぼありません。理由はわかりませんが、広告収入につながらないからでしょうか。

 いずれにしろ、ある程度の信頼性を担保したうえで、入り口からその後(オンラインのチェスサイト、地域のチェスクラブ、NCSなど)につなげることができるサイトがネットの入り口になるべきだろうと思います。

どのようなサイトが入口になるべきか

では、どのようなサイトが初心者の入り口になるべきか?という話になります。

それは、棋力人間性カリスマ性アイドル性を考えれば、

わたし(とA)しかいないでしょう!!

そうです、ようやく話がタイトルに戻ってきました。

つまりブログ頑張っている理由3つ目はこれなのでした。

そんなわけで今回の自分語りはこれで終了です。

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