初心者向けシリーズ、講義の第1回はタクティクスです。
第1回目に持ってきたということは、当然一番重要な要素だと思っているからです。
と、思ったんですが、対象は初心者なんですよね。
将棋の強豪ですっていう人ならばともかく、本当に初心者でチェスを始めようとしている人はまだタクティクスがどーのというレベルまできていないと思います。
ですので、まずはタクティクスとは言えないまでも、それに少し関連したアドバイスをしたいと思います。
①駒の動きにおける注意点
一応みなさんは駒の動かし方は知っているという前提です。
ナイトの動きが難しいと感じる方が多いと思いますが、それは上達しても変わりません。
むしろ初心者の方にとっては、まずはポーンの動きではないかと思います。
ポーンは進むときはまっすぐ前に進みます。
一方で、相手の駒を取るときは斜め前の駒を取ります。
初心者の方はこの動きになれないためにポーンにただで取られてしまう場所に駒を置いてしまう印象があります。まずはそこを気を付けてください。
②守られていない駒を(なるべく)作らない
チェスを指していると、なんだか知らないけど相手にうまく指されて、駒取られちゃったよという経験があると思います。その駒が取られてしまう原因の多くはその駒が他の味方の駒に守られていないからです。
そりゃ、取られたんだから守られてないでしょ、当たり前じゃん、と思う方も多いかと思いますが、話はそう簡単ではありません。チェスプレイヤーは守られていない駒を見ると「その駒取れないかな?」といつも考えていますし、不用意に守られていないマスには駒を移動させません。私ぐらいになると、守られていないマスに駒を移動させる際には恐怖のあまり手が震えるぐらいです(嘘です)。
初心者の方は攻めようとすると、とりあえず自分の駒を相手の陣地近くに進めようとします。その際守られていない駒が生じがちなんです。
例として下図の局面を見てみましょう。黒番です。
白は1手前にナイトをg5の地点に移動させて、f7の地点を狙っています
問題なのはg5に置いたナイトは他の白の駒に守られていないことです。
つまり、、、
Qa5+!
白のキングとg5のナイトを同時に攻撃しています(ダブルアタック)。次の手でナイトを取られてしまいます。
まとめ
上記二つが、私が8×8チェスクラブで初心者の方と指していて気になる内容です。タクティクスについてはもう一度別の投稿で扱うつもりですが、まずは上記
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